綱引いちゃった! (2012)

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 運動会の出し物とは一線を画した高度なテクニックと戦略を必要とする8人編成の白熱スポーツ“競技綱引き”をテーマに描くスポ根群像コメディ。大分を舞台に、地元PRのために結成された急造綱引き女子チームの個性豊かな面々が、さまざまなトラブルを乗り越え、力を合わせて全国大会出場に向けて奮闘する悲喜こもごもの姿を描く。主演は「八日目の蝉」の井上真央、共演に玉山鉄二風間杜夫松坂慶子。監督は「舞妓 Haaaan!!!」「なくもんか」の水田伸生
 大分市では、かつて地元女子チームが綱引きの世界チャンピオンに輝き、市の知名度向上に大きく貢献した。現市長はその成功にあやかり、再び地元綱引きチームの活躍で大分市をPRしようと思いつく。その結果、広報課に勤める真面目な女子職員・西川千晶が女子綱引きチームをイチから結成するハメに。しかし、そんな馴染みのない競技にメンバーのなり手がいるわけもなく、チーム作りは前途多難な雲行き。そんな時、母・容子が勤める給食センターが廃止の危機に。そこで一計を案じた千晶は、チームが全国大会出場まで勝ち抜いたら廃止を取り消すよう市長にかけ合い、それをエサにセンターの職員をメンバーにしてしまうのだったが…。<allcinema>
 
2012年
上映時間 111分
力めよ、乙女。
監督:水田伸生 
製作:藤本鈴子 市川南 平井文宏 阿佐美弘恭 弘中謙 下田淳行 
プロデューサー: 飯沼伸之 下田淳行 
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治 
製作指揮: 城朋子 
ラインプロデューサー:及川義幸 
脚本:羽原大介 
監督補:相沢淳 
撮影:中山光一 
美術:清水剛 
編集:平澤政吾 
音楽:岩代太郎 
主題歌:Dreams Come True『愛して笑ってうれしくて涙して」』
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ 
スクリプター:廣瀬順子 
照明:市川徳充 
装飾:うてなまさたか 奧利暁 
録音:鶴巻仁 
助監督:稲葉博文 
出演:井上真央 西川千晶        玉山鉄二  熊田公雄
       浅茅陽子 大林和枝        西田尚美  中山絵美
       渡辺直美 藤代美香        ソニン   伊藤麗子
       犬山イヌコ  姫野かおる    中鉢明子  吉田沙織
       石丸謙二郎 佐藤二朗     野間口徹 木南晴夏 
       綾田俊樹   大川ヒロキ 和田正人 齋藤隆成  石塚英彦 
       笹野高史 藤代直正        風間杜夫  花宮賢一郎(市長)
       松坂慶子 西川容子
フリーパスポート12本目
ちょっと期待しすぎだったかな~。
感動するシーンもあったんだけど、
それは個別のシーンに対してであって、
作品全体を通して感動したわけじゃないんです。
 
感動できるポイントは人それぞれで、
残念ながらこの作品は私のつぼではありませんでした…。
 
井上真央演じる、大分市の職員である西川千晶は、
地元のPR活動で“競技綱引”を企画するが、応募者がいない。
その対策として、民間への委託で廃止を予定されている給食センターを、
全国大会に進んだらそれを見直してもいい、という約束を取り付けることで、
職員たちをメンバーにすることにします。
 
ところが、集まったのは7人で、大会に出るには8人必要。
そこで千晶がメンバーに加わることになります。
 
その7人のメンバーが何とも個性的で、練習がなかなかはかどらない。
ありがちな展開です。
ばらばらだったメンバーが、
あるきっかけで一つにまとまっていくのも、予定調和というか…。
行き着く先は見えていて、どう収束するかが腕の見せ所…?
 
個々に抱えた事情は様々で、でもそれに立ち向かう姿がかっこいい。
…と思えなかったわけです。
 
あまりに身勝手で練習をしないメンバーに腹を立てて、
千晶が切れるシーンがあるんだけど、その気持ちはよーく分かる。
でも、なんでその千晶が戻った時にごめんなさいなのかな~。
そういう千晶を見るほかのメンバーがとっても上から目線。
 
千晶の母親と友人の関係にしても、
最終的にたどり着く一人じゃないって合言葉も、どこか空々しい…。
 
そこが一番感動するシーンなんだけど、ごめんなさーい!という感じです。
一人じゃないけど、他人に手を差し伸べるほどの余裕や勇気は
そんなに簡単じゃないんだよ、と捻くれて観てしまうのでした…。

お母さん役の松坂慶子さんも、その友人役の浅茅陽子さんも、
その年齢でランニング???とびっくりだったし、
憎たらしい市長役の風間杜夫さん、良かったな~。
 
コメディにしたいのか、感動ドラマにしたのか、
中途半端だったのも残念でした。

ま、井上真央ちゃんが可愛かったから良しとしますかね(^^)