ヤング≒アダルト

イメージ 1 「JUNO/ジュノ」のジェイソン・ライトマン監督&ディアブロ・コディ脚本コンビが、シャーリーズ・セロンを主演に迎え、いつまでも大人になれない身勝手なヒロインを描くコメディ・ドラマ。高校時代の栄光を引きずる自称作家の30代後半バツイチ女性が、久々に戻った故郷で容赦のない現実を突きつけられるさまを、ユーモラスかつ辛らつに綴る。共演はパトリック・ウィルソンパットン・オズワルト
 ヤングアダルト小説のゴーストライターをしている37歳のバツイチ女性、メイビス・ゲイリー。都会でそれなりに華やかな一人暮らしをする彼女は、かつての光り輝いていた高校時代の気持ちを卒業できず、いつしか大きくなってしまった周囲とのギャップにも未だ無自覚なまま。そんなある日、高校時代の恋人バディから、赤ちゃんの誕生祝いパーティへの招待状が届く。それを見て衝動的に帰郷するメイビス。なんと彼女は、バディはいまでも運命の相手であり、再会すれば必ず自分のほうを向いてくれると信じていたのだった。<allcinema>
 
2011年
原題:YOUNG ADULT
上映時間 94分
製作国 アメリ
 
あなたは、ワタシを、笑えない。 

監督: ジェイソン・ライトマン 
製作: リアンヌ・ハルフォン  ラッセル・スミス  ディアブロ・コディ  メイソン・ノヴィック  ジェイソン・ライトマン 
製作総指揮: ネイサン・カヘイン  ジョン・マルコヴィッチ  ステーヴン・レイルズ  ヘレン・エスタブルック 
脚本: ディアブロ・コディ 
撮影: エリック・スティールバーグ 
プロダクションデザイン: ケヴィン・トンプソン 
衣装デザイン: デヴィッド・ロビンソン 
編集: デイナ・E・グローバーマン 
音楽: ロルフ・ケント 
音楽監修: リンダ・コーエン 
出演: シャーリーズ・セロン メイビス・ゲイリー        パットン・オズワルト マット・フリーハウフ
      パトリック・ウィルソン バディ・スレイド        エリザベス・リーサー ベス・スレイド
      コレット・ウォルフ サンドラ・フリーハウフ       ジル・アイケンベリー メイビスの母
      リチャード・ベキンス メイビスの父
      メアリー・ベス・ハート       ルイーザ・クラウゼ         ヘティエンヌ・パーク 
     声の出演: J・K・シモンズ  (クレジットなし)
 
主人公の、シャーリーズ・セロン演じるメイビスと年齢が近いと、
これは他人事ではなくてちょっと痛いかもね~。
 
ゴーストライターとしてそれなりに活躍しているメイビス。
でも所詮ゴーストライターなわけで、表に出ることはない。
都会で華やかに暮らしているように見えて、本人は満たされていなかったと思う。
ただ何となく、最先端の暮らしをしている錯覚…かな。
 
そんなときに、高校時代の恋人から赤ちゃんの誕生祝いパーティの招待メールが届くんです。
行くかな~。
というか、招待するかな~。
なんて妙な感覚に陥るんだけど、メイビスは何かを期待して故郷へ帰るわけです。
 
今年、高校の同窓会があったばかりなんだけど、
みんなそれぞれの人生を生きていて、高校時代とは違った表情をしているんですよ。
華やかになった人、地味になった人、
健康的な人、かなり体系が変わった人…。
それぞれを受け入れて、今の繋がりになっていくのが楽しかったけどね。
 
 
都会で暮らしていることが自慢なメイビスだけど、周囲はそうは思っていない。
当時は、煙たい存在だったんですよね~。
メイビスの高校時代って、容易に想像ができるの。
きっとわがままで目立ちたがりで、超自己チュー。
それを引きずって年齢を重ねても、それは大人になったとは言わない。
精神的に成長してないんだもん。
 
自分に置き換えて観ちゃうと、これはかなり苦しいぞ。
 
それをシャーリーズ・セロンが見事に演じてるわけです。
これは彼女の演技力によるところが大きい作品です。
 
で、故郷に帰った直後に、風采の上がらない同級生と再会するんだけど、
その同級生との関係は安易過ぎ。
そうなるだろうと分かっていても、
あまりにストーレートすぎて嫌な気分になってしまった…。

メイビスが、本当の意味で大人の女性になっていたら
もしかしたら元恋人は彼女になびいたかも…?
 
すっきりした顔で自分のいるべき場所に帰って行ったメイビスだけど、
これで彼女が成長するかどうかは疑問。
そんなに簡単に変われるかな~。
なんて意地悪く思ったりしたのでした(^^ゞ