恋と愛の測り方

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 「プライドと偏見」のキーラ・ナイトレイと「アバター」のサム・ワーシントンが、パートナー以外の異性の存在に心揺れる都会の夫婦を演じるラブ・スト-リー。共演にエヴァ・メンデスギョーム・カネ。監督はキーラ・ナイトレイ主演「ジャケット」の脚本を手がけ、これがデビュー作となるマッシー・タジェディン。
 ニューヨークのマンハッタンに暮らす結婚3年目の夫婦、ジョアンナとマイケル。互いの愛を疑ったこともなく、結婚生活は順調そのものだった。ところがある日、パーティの席でマイケルが同僚のローラと親しげに言葉を交わしている姿に心を乱すジョアンナ。帰宅後、かすかに芽生えた疑念をマイケルにぶつけてしまう。タイミング悪く、翌朝マイケルはローラと一緒に1泊の出張へと向かった。動揺が収まらないジョアンナの前に、パリにいるはずのかつての恋人、アレックスが現われる。明日帰国するというアレックスにディナーに誘われ、思わず心がときめいてしまうジョアンナだったが…。<allcinema>
 
2011年
原題:LAST NIGHT
上映時間 92分
製作国 アメリカ/フランス
好き。 愛してる。 あなただけ。 忘れない。 どれも本当で、 みんな嘘。
監督: マッシー・タジェディン 
製作: ニック・ウェクスラー マッシー・タジェディン シドニー・デュマ 
製作総指揮: クリストフ・ランデ バディ・エンライト 
脚本: マッシー・タジェディン 
撮影: ピーター・デミング 
プロダクションデザイン: ティム・グライムス 
衣装デザイン: アン・ロス 
編集: スーザン・E・モース 
音楽: クリント・マンセル 
音楽監修: ランドール・ポスター 
出演: キーラ・ナイトレイ  ジョアンナ             サム・ワーシントン  マイケル
        エヴァ・メンデス    ローラ                 ギョーム・カネ     アレックス
        アンソン・マウント                ダニエル・エリック・ゴールド 
 
これ、好きでした~(^^)
 
キーラ観たさでチョイスしたんですが、
まさかその夫役で、サム・ワーシントンが出てるとは…。
彼ってどちらかというと、アクションスターのイメージがあったので、
こういう普通の夫役なんて、びっくりでした。
 
ジョアンナとマイケル夫妻の空気感は、かなり微妙な感じ。
長く一緒にいると、空気みたいな存在になるとは聞いたことがあるけど。
冒頭から、会話も少ないし、互いに目を合わせて会話するでもない。
それでも夫婦でパーティに出かけたりする。
そんなちょっと危うい雰囲気が、画面全体に漂っています。
 
ジョアンナは、マイケルが浮気しているんじゃないかと疑っている。
そのせいもあって、ぎすぎすした感じが漂っているわけです。
 
相手に対して関心がないわけじゃなく、
やっぱり浮気してるかも、と思えばいらいらしてしまう。
それが夫婦というものなのかな~。
 
そのジョアンナが、マイケルの出張中にもと彼と再会。
やけぼっくい、的な状況になるんです。
マイケルも、出張先で疑惑がほんとになってしまう。
おいおいって、ちょっとできすぎの感じはありますが・・・(^^ゞ
 
 
キーラは、美しい人妻。
小説家を希望してるけど、雑誌にコラムを書くのが現状。
ちょっとした閉塞感があるんでしょうね。
だから、夫に対しても正義を押し付けようとしてしまう。
不安定なジョアンナの姿が痛々しい。
こういう影のある強気の女の役、似合いますよね~。
 
サムは、仕事もうまくいってるし、美しい妻もいるし、という社会的に認められている男。
妻に浮気を疑われた夫ってこんな感じかな~。
マイケルの場合は、きっとやましい気持ちがあったんだと思う。
疑われたことで、どうせなら、と思っちゃったんじゃなかろうか。

この結末。
男と女の違いってあるのかな~。
 
浮気の線引きってどこだろう。
肉体的な結びつきって、やっぱりそれだけだと思うし、
相手を愛おしいと思う関係が真実なんだと思うんですよね~。
 
邦題の「恋と愛の測り方」とは俗っぽい。
ちょっとロマコメの雰囲気があるけど、でも嫌いじゃないです。
その反面、原題の「LAST NIGHT」かなり想像を掻き立てられます。