リンカーン弁護士

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 人気ミステリー作家マイクル・コナリーの同名ベストセラーを「サハラ 死の砂漠を脱出せよ」のマシュー・マコノヒー主演で映画化した法廷サスペンス。多額の報酬目当てに資産家の息子の弁護を引き受けた異端弁護士が、思いもよらぬトラブルに巻き込まれていくさまとその顛末を緊迫感溢れる筆致で描き出していく。共演はマリサ・トメイライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシー。監督は「ハード・クライム」のブラッド・ファーマン
 高級車リンカーン・コンチネンタルの後部座席を事務所代わりにLAを忙しく駆け回り、司法取引を最大限に利用して軽い刑で収める得意戦略で依頼人の利益を守るやり手弁護士、ミック・ハラー。ある時、資産家の御曹司ルイスの弁護というおいしい話が舞い込む。事件はルイスが女性を殴打し重傷を負わせたとされるもので、いつものように司法取引をまとめるだけで高額の報酬が舞い込むはずだった。ところが頑なに無実を訴えるルイスは司法取引を拒否し、ミックの戦略に狂いが生じ始める。さらにルイスが、4年前にミックの担当した殺人事件の真犯人としても浮上し、次第に自分自身が追い込まれてしまうミックだったが…。<allcinema>
 
2011年
原題:THE LINCOLN LAWYER
上映時間 119分
製作国 アメリ
なぜ、はめられたのか?
それは、過去の殺人事件から始まった――。
御フィルは高級車(リンカーン)。
腕は一級。離婚歴アリ、子持ちのちょいワル弁護士。
監督: ブラッド・ファーマン 
製作: トム・ローゼンバーグ  ゲイリー・ルチェッシ  シドニー・キンメル  リチャード・ライト 
    スコット・スタインドーフ 
製作総指揮: エリック・リード  デヴィッド・カーン  ブルース・トール 
原作: マイクル・コナリー 『リンカーン弁護士』(講談社文庫刊)
脚本: ジョン・ロマーノ 
撮影: ルーカス・エトリン 
プロダクションデザイン: シャリーズ・カーデナス 
衣装デザイン: エリン・ベナッチ 
編集: ジェフ・マカヴォイ 
音楽: クリフ・マルティネス 
出演: マシュー・マコノヒー ミック・ハラー
    マリサ・トメイ マギー・マクファーソン
    ライアン・フィリップ ルイス・ルーレ
    ジョシュ・ルーカス テッド・ミントン
    ジョン・レグイザモ ヴァル・ヴァレンズエラ
    マイケル・ペーニャ ジーザス・マルティネス
    フランシス・フィッシャー メアリー・ウィンザー
    ボブ・ガントン セシル・ドブス
    ブライアン・クランストン ランクフォード刑事
    ウィリアム・H・メイシー フランク・レヴィン
 
あはは!リンカーン違いでしたね~!
リンカーン/秘密の書】が公開されたり、今月は【リンカーン】が公開なんで、
てっきりそっちのお話かと…(^^ゞ
車のリンカーンコンチネンタルのことだとは…。
 
そのくらいの知識しかなかったので、
運転手つきのリンカーンに乗って登場する弁護士のミックが、
有能なのか無能なのかわからないし、何やら胡散臭いし。
でも、「無罪の奴を刑務所にブチ込むな」という父親の言葉が彼の根幹になっていることで、
ただの金目当ての悪徳弁護士ではないとわかるんですよね。
 
そんなミックが、新しい依頼人ルーレの、新しい事件を引き受けることに。
この依頼人も何やら胡散臭い。
最初は、本当に無実なのかと思ってたけど、何か裏があるみたい。
無実の証拠を探していくうちに、
ミックが過去に関わった事件とも関連していることが分かり…。
 
何がどう絡んでいくのか、どう解決していくのか、
興味は尽きず、最後まで引き込まれました。
 
派手なアクションがあるわけでもなく、
ミック自身も、決して不死身で無敵の弁護士というわけではなく、
迷ったり罠をかけられたりもします。
 
司法の世界は独特で、分からないことも多いんだけど、
特に印象的だったのは弁護士と依頼者の秘匿特権。
弁護士として雇われたら、そこで知り得たことは証拠として使えないということ。
自分が犯人だと告白したとしても、それを暴くことはできないということ。
それを利用とした依頼人ルーレが仕組んだことや、
逆にそれを逆手に取ったミックの企みとか。
 
面白かったです。
最終的には筋を通して解決して、すっきり爽快だし。
 
映画というより、TVシリーズでもっと観たいかも、なんて思いました。