図書館戦争 (2013)

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 表現の自由を巡って政府と図書館が互いに武装して対立する架空の近未来を舞台に、愛する本を守るべく図書館防衛組織に入隊した熱血ヒロインの過酷な訓練と戦闘の日々、そして淡い初恋の行方を、リアルかつ迫力のミリタリー描写と甘酸っぱいラブコメ要素を織り交ぜ描いた有川浩の大人気ベストセラー『図書館戦争』シリーズが、満を持して初の実写映画化。主演は、原作ファンの間でかねてから実写化の際の理想のキャスティングとして圧倒的支持を集めてきた榮倉奈々岡田准一。監督は「修羅雪姫」「GANTZ」の佐藤信介。
 2019年(正化31年)に制定された“メディア良化法”による検閲とそれを実行するための武装組織“メディア良化隊”に対抗すべく、図書館が創設した防衛組織“図書隊”。高校時代に大切な本を目の前で守ってくれた図書隊員を“王子様”と慕い、図書隊に入隊した笠原郁。ところがそんな彼女を待っていたのは、鬼教官・堂上による地獄の特訓の日々だった。それでも男子顔負けの身体能力だけが取り柄の笠原は、堂上の過酷な訓練にも音を上げず、ついには女性初の図書特殊部隊(ライブラリータスクフォース)に大抜擢される。そして堂上や包容力あふれる先輩・小牧の指導の下、同期の柴崎や手塚と切磋琢磨しながら少しずつ図書隊員として成長していく笠原。いまだ憧れの“王子様”は見つけられず、その一方で王子様とは真逆のはずの堂上のことがなぜか気になり始めてしまい…。<allcinema>
2013年
上映時間 128分
本のために、あの人のために。
監督: 佐藤信介 
アクション監督: 下村勇二 
プロデューサー: 辻本珠子 
エグゼクティブプロデューサー: 濱名一哉 
ラインプロデューサー: 田口生己 
共同プロデューサー: 厨子健介 吉田浩二 
原作: 有川浩 『図書館戦争』シリーズ(角川書店刊)
脚本: 野木亜紀子   撮影: 河津太郎   美術: 斎藤岩男   衣装: 宮本まさ江 
編集: 今井剛   キャスティング: 北田由利子 
音楽: 高見優   音楽プロデューサー: 志田博英 
VFXスーパーバイザー: 神谷誠   ガンエフェクト: 納富貴久男 
スクリプター: 田口良子   ヘアメイク: 本田真理子   操演: 関山和昭   装飾: 松田光畝 
録音: 横野一氏工   助監督: 李相國   ガファー: 中野創平 
スーパーバイジングプロデューサー: 那須田淳 
出演: 岡田准一 堂上篤           榮倉奈々 笠原郁
    田中圭 小牧幹久           福士蒼汰 手塚光
    西田尚美 折口マキ          橋本じゅん 玄田竜助
    鈴木一真 武山健次
    相島一之  嶋田久作   児玉清   
    栗山千明 柴崎麻子
    (特別出演)
    石坂浩二 仁科巌
 
面白かったです、とっても。
原作未読で観賞しました。
登場人物にも物語にも、まったくのニュートラルな状態です。
こういう設定に、ありえない!というコメントもあったけど、
元々、もうひとつのあるかもしれないパラレルワールドという設定なので、
そこをつつく人には、最初から無理だと思われます(^^ゞ
 
キャストにも思いいれはないので、有りです。
特に岡田准一くんは、まだ若いと思ってたけど、
教官役なんてやれる、もう中堅どころの俳優さんになったようです。

国家がメディアを検閲する社会。
それと対立する図書館との攻防。
設定もユニークだし、その図書隊の女性隊員の成長や恋愛を絡めてて、見やすい展開です。
 
なので、実は面白そうだとは思いながらも、
子供騙しみたいな作品かなあ~とちょっと不安もありました。
ところが!
 
女性隊員笠井のキャラには少々うんざりしながらも、
図書を巡る攻防戦の迫力には驚きました。
専守防衛で、威嚇攻撃しかしない図書隊と、
実際に相手を倒すために撃ってくるメディア良化隊の戦い。
邦画でここまでやるんだという銃弾の雨。イメージ 2
さすがに長過ぎの感はありましたけど…(^^ゞ
 
 
実は、このシーンで使われた建物。
北九州美術館だよね、と思いながら観賞してました。
ても特徴的な建物なのですよ。
馴染のある場所が映し出されるのも、嬉しかったりしますね。
 
 
その後、岡田君扮する堂上教官の見せ場はここだったか。
というアクションシーンは、期待通り力が入りました。
声には出さずに、かっこいい!と叫んでおりました(^^)
もちろん、アクション以外でもかっこいい堂上教官でしたけどね。

原作ではかなり重要な人物として稲嶺司令という人がいるんですが、
この人物は児玉清さんしかあり得ないという、
原作者の有川浩氏の言葉を受けて、
今回は稲嶺司令は故人となって写真で登場します。
 
何回もその写真が出てくるので、何度も確認し、
なぜ児玉清さんがいるのか不思議だったので、調べてみたら、そういうことでした。
稲嶺司令の遺志を継いで作られた、映画オリジナルの指令を石坂浩二氏が演じてますが、
作品を引き締める役柄として、きっちり演じていらっしゃいました。
 
他、田中圭栗山千明、などなどみなさん熱演。
あ、もちろん主人公の笠井を演じた榮倉奈々もよかったですよ。
 
邦画はあまり劇場鑑賞しないんですが、
これは劇場鑑賞をお勧めしたい、娯楽エンタメ作品だと思いますし、
個人的にはかなりの高評価をつけたいと思います♪