バーニーズ・バージョン ローマと共に

個性派俳優ポール・ジアマッティ扮する型破りな男の、波乱に満ちた人生を描いたヒューマンコメディ。テレビ番組の制作会社で働く男性バーニーは、変わり者の父親や遊び人の親友たちに囲まれて気ままな人生を送ってきた。そんなバーニーが、3度の結婚を通してついに真実の愛にたどり着くが……。主人公の父親役に名優ダスティン・ホフマン、さらに息子役でホフマンの実子ジェイクも出演している。第68回ゴールデングローブ賞でジアマッティが男優賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞した。(映画.com)
2010年 原題:BARNEY'S VERSION 上映時間:134分 製作国:カナダ/イタリア
監督:リチャード・J・ルイスイメージ 1
製作:ロバート・ラントス
製作総指揮:マーク・マセルマン
原作:モーデカイ・リッチラー
脚本:マイケル・コニーヴェス
撮影:ギイ・デュフォー
プロダクションデザイン:クロード・パレ
編集:スーザン・シプトン
音楽:パスクァーレ・カタラーノ
音楽監修: リズ・ギャラチャー
出演:ポール・ジアマッティ  ロザムンド・パイク                ミニー・ドライヴァー   ラシェル・ルフェーブル
スコット・スピードマン  ブルース・グリーンウッド
マーク・アディ  ソウル・ルビネック  アトム・エゴヤン
デヴィッド・クローネンバーグ   ドゥニ・アルカン
ダスティン・ホフマン

ポール・ジアマッティダスティン・ホフマンの名前を見つけて観ようと決めた作品。

真実の愛を描いた作品なんだけど、
結局、本物かどうかなんて自分で決めるしかない、ということなんだ。

自分の結婚式に出会った女性。
実は妻よりそちらが本物の相手だと確信したバーニーは
彼女と添い遂げようとあの手この手で口説くわけ。

あまりに身勝手とも思えるバーニーの行動には、さすがに呆れるシーンもあるけど、
そこまで想われる女性は幸せ者かな。
どんなに一途に想っても、それが永遠とは限らないわけだし、
老いというのは容赦ないなと、哀しくなったりするラスト。

コメディかと思っていたら決してそうではなくて、
どこかしら滑稽な主人公は、ポール・ジアマッティだからこそだと思えます。


ダスティン・ホフマン演じる父親も、風変わりで味がありました。
どんなに身勝手な行動を取っても、息子を信じる父親は、かっこよかったかな。

ポール・ジアマッティの父親を演じるって、なんかへ~ん!
と思ったけど、ダスティン・ホフマンもそんなお年なんですよね(^^ゞ

ちょっと長めで中だるみするところもあるし、
観方によっては、わがままな男の人生を見せつけられるだけかもしれないけど、
実は奥深い作品かもしれません。