フランケンウィニー

 ティム・バートン監督が自身の少年時代の思い出から紡ぎ出した84年の同名短編フィルムをストップモーション・アニメで長編化した白黒3Dのファンタジー・コメディ。孤独な少年が愛犬の死を受け入れられず、その亡骸を禁断の実験で甦らせてしまったばかりに、やがて町中を巻き込む大騒動に発展してしまうさまを、グロテスクでありながら愛嬌あふれるキャラクターにブラックな笑いとピュアで切ないストーリーを織り交ぜて描き出す。
小さな街に暮らすヴィクターは友達のいない孤独な少年。科学が大好きな彼は屋根裏で発明や映画作りに熱中する日々。しかし、そんな彼の隣には、片時も離れない最高の相棒がいた。それが愛犬のスパーキーだった。ところがある日スパーキーは事故に遭い、命を落としてしまう。その事実を受け入れることができないヴィクター。彼は科学の授業をヒントにスパーキーを生き返らせる実験を思いつき、嵐の夜、ついにそれは成功し、継ぎはぎだらけのスパーキーと感動の再会を果たすのだったが…。<allcinema>
2012年 原題:FRANKENWEENIE 上映時間:87分 製作国:アメリ
監督:ティム・バートン イメージ 1製作:ティム・バートン アリソン・アベイト
製作総指揮:ドン・ハーン
原案:ティム・バートン
脚本:ジョン・オーガスト
撮影:ピーター・ソーグ
プロダクションデザイン:リック・ハインリクス
編集:クリス・レベンゾン マーク・ソロモン
音楽:ダニー・エルフマン
声の出演: キャサリン・オハラ                               スーザン・フランケンシュタイン/体育の先生/          フシギちゃん                        
マーティン・ショート                            トシアキ/ブルゲマイスター町長/ボブ        
マーティン・ランドー ジクルスキ先生
チャーリー・ターハン ヴィクター・フランケンシュタイン
アッティカス・シェイファー エドガー
ウィノナ・ライダー エルザ・ヴァン・ヘルシング

飼っていた愛犬が死んでしまって、
でもどうしても生き返らせたくて、
じゃあ、科学の力で生き返らせよう!というお話。
…そこまで単純じゃないですけどね(^^ゞ

主人公ヴィクターには友達がいなくて、
そのせいで愛犬のスパーキーが話し相手だったり、
映画や発明をするしかなかったり、
というベースがあるわけで、
そのために、スパーキーを絶対生き返らせたかったわけです。

そういう心理は分からないではないけど、
個人的に、死んだ人が甦るという内容は拒絶反応が出るので…(^^ゞ

やり直しができるって、やっぱり変だと思うんですよね。

科学の力で生き返ったとしても、
やっぱり最後はけじめをつけてほしかったかな。

全体的に盛り上がりは薄く、インパクトには欠けると思えました。

ストップモーションアニメって、懐かしい感じがしますね。
スパーキーも愛らしいんですよ。
他にも登場するキャラは、ユニークで憎めません。

ストーリーは個人的な感想なので、そこがクリアな人には楽しめると思います。