フッテージ

 スランプ中のノンフィクション作家が、執筆のために家族に内緒で惨劇の舞台となった一軒家に引っ越したことから想像を絶する恐怖に見舞われるさまを描いたホラー・サスペンス。主演は「トレーニング デイ」「ビフォア・サンセット」のイーサン・ホーク。監督は「エミリー・ローズ」「地球が静止する日」のスコット・デリクソン
ノンフィクション作家のエリソン・オズワルトは、10年前にベストセラーを手がけて以降はヒット作にも恵まれず、今ではローンの返済に追われる日々。そこで起死回生を期して、妻子と共にとある一軒家に引っ越すことに。その家は、かつて一家首吊り事件が起きた惨劇の現場。そして一家の末娘は今なお行方不明のまま。エリソンはこの怪事件をテーマに新作を執筆しようと考えていたのだ。もちろん、事件のことは家族には伝えずに。やがて、エリソンは屋根裏部屋で古びた映写機と数本の8ミリ・フィルムを発見する。さっそく中身を確認すると、そこにはおぞましい惨殺シーンが収められていた。しかもフィルムのリールごとに、それぞれ別々の殺人事件が記録されていた。エリソンはショックを受けながらも、この不気味な映像に残された事件の調査を開始するのだが…。<allcinema>

2012年 原題:SINISTER 上映時間:110分 製作国:アメリカ             イメージ 18mmフィルム(フッテージ)の<呪い>が、こころを狂わせる――。
監督:スコット・デリクソン
製作:ジェイソン・ブラム ブライアン・カヴァナー=ジョーンズ
製作総指揮:スコット・デリクソン チャールズ・レイトン
脚本:スコット・デリクソン C・ロバート・カーギル
撮影:クリストファー・ノアー
プロダクションデザイン:デヴィッド・ブリスビン
衣装デザイン:アビー・オサリヴァン
編集:フレデリック・トラヴァル
音楽:クリストファー・ヤング
出演:
イーサン・ホーク エリソン・オズワルト
●ジュリエット・ライランス トレイシー・オズワルト
●フレッド・ダルトン・トンプソン 保安官
●ジェームズ・ランソン 副保安官
●クレア・フォーリー アシュリー
●マイケル・ホール・ダダリオ トレヴァー
ありゃ~~、ホラーだったんだ…(T_T)
と、観始めてから気づき。
でも、途中では止められない状況に。
だって結末知りたくなるじゃないですか…。

というわけで、頑張って最後まで観ましたが、
あれ?なんか、この結末あり?

家族全員が木に吊り下げられて殺された、という映像が流れる。
かつてはベストセラー作家だった主人公が、新しいネタを探して引っ越してきた家。
それが実はここだと分かった時が、一番ゾクっとしたかな。

いや~、そんなとこに住まないで~(>_<)

屋根裏から出てくる8ミリビデオの数々。
そこに映っているのが、いわゆるスナッフムービーで、
その映像の謎を解き明かして、新作を手掛けようとするわけです。

お決まりのように、ホラーが苦手な者には心臓に悪いシーンが続きますから、
ほんとにしんどい…。

負の連鎖に巻き込まれた作家とその家族の運命はいかに。

ところが、結局犯人は?
という結末がどうにも印象に残らない。
サスペンス的な結末を期待していたので、肩透かしです。
オカルトに走ると分かっていたら、もっと違った見方があったかも。

イーサン・ホークは好きな俳優さんですが、
最近は一押しできる作品が見当たりませんね。
ちょっと残念な作品でした。


原題のSINISTERは、不吉なとか、縁起の悪い、という意味。
邦題のフッテージは、映像関係の業界用語?動画素材とか断片映像という意味。