ローン・サバイバー (2013)
アメリカが誇る精鋭部隊“ネイビーシールズ”によるアフガニスタンでの作戦中に起きた衝撃の実話を映画化した緊迫の戦場アクション。実際に作戦に参加し、ただ一人奇跡の生還を果たした兵士マーカス・ラトレルの体験記『アフガン、たった一人の生還』を基に、非情な戦場の現実をリアルに描き出す。主演はマーク・ウォールバーグ、共演にテイラー・キッチュ、ベン・フォスター、エミール・ハーシュ。監督は「キングダム／見えざる敵」「バトルシップ」のピーター・バーグ。
2005年6月。世界最強と謳われるアメリカ海軍特殊部隊ネイビーシールズが、極秘任務“レッド・ウィング作戦”を決行する。最終目標はタリバン幹部アフマド・シャーを見つけ出し、殺害すること。マーカスを含む４人の兵士がヘリコプターでアフガニスタンの山岳地帯に降下し、偵察活動を開始する。そしてタリバンの秘密基地を発見し、標的の存在を確認する。しかし山中で無線状態が悪く、本部との連絡がうまく取れない。そんな時、山羊飼いの男たちと遭遇。マーカスたちは彼らを拘束するが、その処遇を巡って意見が割れる。彼らを解放すれば、確実にタリバンに通報されてしまう。だからといって、明らかな非戦闘員を口封じのために殺害することが許されるのか。極限状況の中、激しい議論の末に苦渋の決断を下すマーカスたちだったが…。＜allcinema＞
2013年 原題：LONE SURVIVOR 上映時間：121分 製作国：アメリカ
ひとりでは、生き残れなかった。
仲間は命をかけて、たったひとりを守ろうとした――
想像を超える真実の物語。
監督：ピーター・バーグ
製作：マーク・ウォールバーグ ピーター・バーグ スティーヴン・レヴィンソン ランドール・エメット サラ・オーブリー バリー・スパイキングス
原作：マーカス・ラトレル『アフガン、たった一人の生還』（亜紀書房刊）
脚本：ピーター・バーグ
撮影：トビアス・シュリッスラー
プロダクションデザイン：トム・ダフィールド
衣装デザイン：エイミー・ストフスキー
編集：コルビー・パーカー・Ｊｒ
音楽：エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ スティーヴ・ジャブロンスキー
出演：
●マーク・ウォールバーグ / マーカス・ラトレル
●テイラー・キッチュ / マイケル・マーフィ
●エミール・ハーシュ / ダニー・ディーツ
●ベン・フォスター / マシュー・“アクス”・アクセルソン
●エリック・バナ / エリック・クリステンセン
●アレクサンダー・ルドウィグ / シェーン・パットン
●ジェリー・フェレーラ / ハスラー
これはもうただただ痛かった…。
ストーリーは至ってシンプル。
ネイビーシールズの極秘任務についた、４人の兵士の過酷な戦いを描いています。
予告編で見続けているので、
最終的に一人しか生き残らなかったということが分かっています。
だから、生死に関しての緊張感はないけど、必死に戦う兵士の緊迫感は凄まじいです。
そして一人残るはずのマーカスも、これでどうやって助かるのか？
と思いながら観ていたんですが、
意識が朦朧とするマーカスに、手を差し伸べるアフガン人が現れ匿ってくれるわけです。
現地人の会話には字幕がつかないので、
何を言っているのか分からず、匿われているマーカスと似たような感覚に陥ります。
マーカスを匿う村人には、「追われて逃げてきた人は助けなければならない」
という掟があり、それに従ってマーカスを匿ったわけです。
2000年も続くその掟が最後に明かされて、ただただ驚くだけでした。
奇跡の生還です。
でもそれだけの話なのか…。
ネイビーシールズの訓練の様子が、冒頭に描かれていて、
彼らがどれほど屈強な兵士なのかを知らしめたい作品なのか。
昨日まで一緒に訓練し、冗談を言い合った仲間が、今日はもういない。
まだ若い兵士たちが、何人も亡くなったのも事実です。
そういう現実には心が痛みました。
何が正しいのか、どこに正義があるのか分からないけど、
常に思うのは、世界中から争いが無くなってほしいということです。
