マレフィセント (2014)

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 主演にアンジェリーナ・ジョリーを迎え、ディズニー・アニメの名作「眠れる森の美女」をモチーフに、同作で悪役だった魔女マレフィセントの知られざる物語を実写で描き出す3Dダーク・ファンタジー大作。共演はエル・ファニングシャールト・コプリー。監督は「アバター」と「アリス・イン・ワンダーランド」のプロダクションデザインで2度オスカーに輝き、これが監督デビューとなるロバート・ストロンバーグ。
とある王国で、待望のロイヤル・ベビー、オーロラ姫が誕生し、盛大なお祝いのパーティが開かれる。招待客が見守る中、3人の妖精たちがオーロラ姫に幸運の魔法をかけていく。ところが3人目が魔法を授けようとしたその時、“魔女”と恐れられる邪悪な妖精マレフィセントが現われ、“16歳の誕生日の日没までに、姫は永遠の眠りに落ちるだろう。そして、それを解くことができるのは真実の愛のキスだけ”と恐ろしい呪いをかけてしまう。やがてオーロラ姫は、呪いを恐れた王によって3人の妖精に託され、森の奥で身分を隠して育てられる。それでも美しく成長し、幸せな少女時代を送るオーロラ姫。そんな彼女の姿を、マレフィセントは秘かに、しかもなぜか温かな眼差しで見守っていた。なぜ彼女はオーロラ姫にあのような恐ろしい呪いをかけたのか。その謎を解く鍵は、マレフィセント自身の封印された過去にあったのだが…。<allcinema>

2014年 原題:MALEFICENT 上映時間:97分 製作国:アメリ
邪悪な妖精マレフィセント――
なぜ彼女は“呪い”をかけたのか?
誰も知らない「眠れる森の美女」がいま目覚める――。

監督:ロバート・ストロンバーグ
製作:ジョー・ロス
製作総指揮:アンジェリーナ・ジョリー ドン・ハーン パラク・パテル マシュー・スミス サラ・ブラッドショウ
脚本:リンダ・ウールヴァートン
撮影:ディーン・セムラー
視覚効果監修:キャリー・ヴィリェガス
プロダクションデザイン:ゲイリー・フリーマン ディラン・コール
衣装デザイン: アンナ・B・シェパード
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:
アンジェリーナ・ジョリーマレフィセント
シャールト・コプリー/ステファン
エル・ファニング/オーロラ姫
サム・ライリー/ディアヴァル
イメルダ・スタウントン/ノットグラス
ジュノー・テンプル/シスルウィット
レスリー・マンヴィルフリット
これはもう、アンジーのための作品だわね~。
というくらい、アンジーを楽しめる作品です。

かの有名な【眠れる森の美女】で美しいお姫様に呪いをかける魔女が、
なぜそんなことをしてしまったのか、ということを描いたお話。

なるほど、そんなことがあったら、そりゃあ呪いの一つでも掛けたくなるわね、
と、愛を誓った男に裏切られ、あまつさえ大事な翼をもぎ取られたんじゃ、
憎しみしか残らないわよね~。
と、マレフィセントに一票入れてしまいます。

男の野心は分からなくもないけど、とにかく後に王となったこの男の酷いこと!
そこまで嫌な奴に描かなくても、とちょっと可哀そうになるくらい、
最後の最後まで完全な憎まれ役。

それでも生まれたプリンセスの成長を見ているうちに芽生えた母性愛に、
さすがのマレフィセントも抗えず…。
母の顔をしてましたね~。

ディズニーと言えば、先般公開された【アナと雪の女王】と同じ展開に、
昨今は、白馬に乗った王子様は不人気みたい。
と、昔の乙女(!?)にとってはちょっと寂しい展開…。
それも時代の流れなんでしょうね~。

ともあれ、最後にはアンジーはアクション女優だったと思い出させるシーンもあり、
おとぎの国の美しさや、まがまがしさといった映像は見応えありました。
97分とは思えない、密度の濃い内容でした。

オーロラ姫を演じたエル・ファニングの可愛いこと!
そして烏のディアヴァルを演じたサム・ライリーは、唯一カッコ良い男役。
印象に残るいい男でした(^^)v

子供向けというより、大人が楽しめる作品かな。