バチカンで逢いましょう

 「バグダッド・カフェ」「ロザリー・ゴーズ・ショッピング」のマリアンネ・ゼーゲブレヒト主演で贈るほろ苦人生コメディ。夫に先立たれたドイツの老婦人が、娘たちに黙って一人向かったイタリアで繰り広げる悲喜こもごもの人間模様を綴る。共演に「流されて…」のジャンカルロ・ジャンニーニ。監督は「飛ぶ教室」のトミー・ヴィガント。ドイツのバイエルン州からカナダに移住したマルガレーテは、長年連れ添った夫に先立たれたのを機に、長女のマリーにドイツに呼び戻される。ところがマリーが老人ホームを勧めるのにショックを受け、ある朝、置き手紙を残して単身ローマに旅立ってしまう。実は、敬虔なカトリックのマルガレーテには、どうしてもローマ法王の前で懺悔したいことがあったのだが…。<allcinema>
2012年 原題:OMAMAMIA 上映時間:105分 製作国:ドイツ
監督:トミー・ヴィガント
イメージ 1原案:クラウディア・カサグランデ
脚本:ジェーン・エインスコー ガブリエラ・シュパール
出演:
マリアンネ・ゼーゲブレヒト/マルガレーテ
ジャンカルロ・ジャンニーニ/ロレンツォ
アネット・フリヤー/マリー
ミリアム・シュタイン/マルティナ
ラズ・デガン/シルヴィオ
ジョヴァンニ・エスポジート/ディノ
ポール・バーレット/ジョー                                                                
グルメ映画のレビューの宿題があって、何かないかと探して出てきた作品。
残念ながら【バグダッド・カフェ】は未見。
なので、監督さんにも主演の女優さんにも何の思い入れもないんですけど、
知っている人にすれば、いろいろ楽しみ方もあるのかも。

予告編でも、主人公のマルガレーテが料理するシーンもあったので、
結構楽しみにしてたけど、そっちは軽く流されてしまった感じで…^^;

女三世代。
夫を亡くした年老いたマルガレーテ
マルガレーテを引き取る娘のマリー。
ローマで暮らす孫娘のマルティナ。
年老いた母親の問題や、その母親や娘に付いて回る男問題は、
どの国でも共通なんだなと思いました。

敬虔なカトリックのマルガレーテに隠された真実…。
似たような設定の【8月の家族たち】を思い出してしまうけど、
あんなに激しいバトルはなしで、こちらは軽いタッチで描いています。
マリーは娘として母として、責任を持って考えてのことだとは思うけど、
まあ、なんというか、うるさい…。

なんて思ったり、核心までの時間が長かったり、上手く乗り切れない部分もありました。

マルガレーテの花嫁姿は愛らしかったり、
同棲相手に別れを告げるマルティナがカッコ良かったり、
見どころもあるけど、印象には残りにくいようです^^;