ピッチ・パーフェクト (2012)

イメージ 1
 2012年に全米で口コミから人気に火がつき予想を超えるスマッシュ・ヒットとなったアナ・ケンドリック主演の学園音楽コメディ。渋々入った大学で女子アカペラ部にスカウトされたヒロインが、ひとクセもふたクセあるメンバーたちと衝突を繰り返しながらも絆を結び成長していく姿を、過激なギャグを織り交ぜつつ迫力あるアカペラ・パフォーマンスの数々とともに描き出す。共演はレベル・ウィルソンブリタニー・スノウ、ジョン・マイケル・ヒギンズ、エリザベス・バンクス。監督はブロードウェイ・ミュージカルの演出家として活躍し、本作が映画監督デビューとなるジェイソン・ムーア。
 音楽プロデューサーを目指すベッカは、バーデン大教授の父親に説得され、意に反して同大学に入学する。学園生活に何の期待もないベッカは、サークルの勧誘にもまるで興味なし。ところが、シャワー中の鼻歌を聞かれたクロエに強引にスカウトされ、彼女のいるアカペラ部“ベラーズ”に入部することに。ベッカはそこで、自ら“ファット”と名乗るエイミーやエロさ全開のステイシー、レズビアンのシンシアら個性あふれる新入部員と巡り会う。そして部長オーブリーの厳しい指導の下、全国大会出場を目指して練習に励むベッカたちだったが…。<allcinema>
2012年 原題:PITCH PERFECT 上映時間 112分 製作国 アメリ
アタシたち、眩しすぎ!
監督:ジェイソン・ムーア
原作:ミッキー・ラプキン
脚本:ケイ・キャノン
音楽:クリストフ・ベック マーク・キリアン
出演: アナ・ケンドリック/ベッカ
スカイラー・アスティン/ジェシー
レベル・ウィルソン/ファット・エイミー
アダム・ディヴァイ/ バンパー
アンナ・キャンプ/オーブリー
ブリタニー・スノウ/クロエ
アレクシス・ナップ/ステイシー
エスター・ディーン/シンシア
ハナ・メイ・リー/リリー
ジョン・マイケル・ヒギンズ/ジョン・スミス
エリザベス・バンクス/ゲイル
ノーマークの作品だったけど、ネットで評価の良いコメントを読んだので、
ファーストデーを利用して鑑賞。

オープニングの、ユニバーサルスタジオのロゴの音楽もアカペラ。
すぐさま歌うシーンで、冒頭からわくわくさせてくれます。

学生のアカペラサークルが全国大会を目指すお話なんだけど、
内容はなんだかな~という感じ。
主人公のベッカの、アカペラ部に対する思いの変化も希薄なのがじれったい。
もっと熱い思いがほしかったな~。

それに反して、女子部を引っ張る部長の思いは、歪んでいても一途なんです。
過去の失敗に囚われ、部の伝統に囚われ、
部長の責任に囚われて、必死に部員を引っ張り続けます。
余談ですが、この部長さん演じるアンナ・キャンプが、
森口瑤子さんにしか見えなくて…^^;

なんてことはさておいて、
いろんな個性的な部員は面白いし、何よりアカペラが素晴らしい!
アメリカンポップスは全然知らないけど、聴きごたえばっちり!


結局は、ダメダメな部長さんもベッカを必要として、無事に優勝するんだけど、
そのあたりの経緯にも爽快感が薄い…。
個人的には、ベッカの力で優勝したー!やったー!
みたいな展開になってほしかったので、消化不良気味です。

けど、最後の全国大会のシーンは圧巻。
もちろん、ベラーズが優勝すると分かっちゃうのでドキドキはしませんけど、
他のグループもすごい迫力で楽しませてくれます。

ただ歌うだけじゃない。
ステージのパフォーマンスが見事!
アナ・ケンドリックの歌いっぷりは、【イントゥ・ザ・ウッズ】で確認済み。
気持ちいい歌声を聴かせてくれます。

かなりお下品な会話もあるし、アメリカンジョークはよくわからんことも多いけど、
そんなことじゃなくて、アカペラを堪能する作品ですね。

秋にはパート2もあるらしいです(^^)


2015.6.1鑑賞