キングスマン (2014)
「キック・アス」のマシュー・ヴォーン監督と原作者のマーク・ミラーが再びタッグを組み、「英国王のスピーチ」の名優コリン・ファースを主演に迎えて贈る痛快バイオレンス・スパイ・アクション。どこの国にも属さない世界最強の諜報機関の紳士スパイが、労働者階級の不良青年をスカウトして一流スパイに育て上げていくさまと、彼らが世界を混乱に陥れる巨大な陰謀に立ち向かっていく姿を、過激なバイオレンス描写を織り交ぜつつ、ユーモラスかつスタイリッシュなアクション満載に描き出す。共演は新人のタロン・エガートンのほか、マイケル・ケイン、サミュエル・L・ジャクソン、マーク・ストロング。
高級テーラー“キングスマン”で仕立て職人として働く英国紳士のハリー。その正体は、どの国家にも縛られることなく秘密裏に正義を遂行する国際的なスパイ組織“キングスマン”のエース・エージェント。ある日、エージェントの一人が何者かに殺害され、その欠員を補充するためハリーは、貧困地区で無軌道な生活を送っていた若者エグジーをスカウトする。彼の父はキングスマンのエージェントで、17年前、その犠牲的行為でチームを救い、命を落としたハリーの恩人だったのだ。こうしてエグジーは、父の後を継ぐべくキングスマンの過酷な新人試験に身を投じていく。一方ハリーは、天才IT富豪のリッチモンド・ヴァレンタインが水面下で進めていた恐るべき陰謀の謎を追っていくが…。<allcinema>
2014年イギリス 原題:KINGSMAN: THE SECRET SERVICE 上映時間:129分
表の顔は高級テーラー。
しかしその実態は、世界最強のスパイ機関「キングスマン」。
監督:マシュー・ヴォーン
原作:マーク・ミラー『キングスマン:ザ・シークレット・サービス』(小学館集英社プロダクション刊)
脚本:ジェーン・ゴールドマン マシュー・ヴォーン
音楽:ヘンリー・ジャックマン マシュー・マージェソン
出演:
コリン・ファース/ハリー・ハート
マイケル・ケイン/アーサー
タロン・エガートン/ゲイリー・“エグジー”・アンウィン
マーク・ストロング/マーリン
ソフィア・ブテラ/ガゼル
サミュエル・L・ジャクソン/リッチモンド・ヴァレンタイン
ソフィー・クックソン/ロキシー
コリン・ファースのスパイ物。
傘が武器、なんてやっぱり英国紳士ね♪
なんて呑気な気分で観ようと思っていたけど、
チラ見したネットのレビューで「キックアスが好きにはたまらない」
みたいな文章を読んでいたので、ある程度が覚悟してました。
あ~、やっぱり!
けっこうハードじゃん…^^;
コメディ要素はOK
でも、けっこうグロいです…。
コリン・ファースって素晴らしい。
コメディからシリアスまで、幅広く演じてますけど、今回はさらにアクションまで!
もちろんスタント有りきなんでしょうけど、それでも、ちゃんとそう見えるもん。
だからこそ、途中でいなくなっちゃったのは非常に残念。
若い者に道を譲るのは分からんでもないけど、
やっぱり最後までスクリーンを賑わしてほしかったな~。
スパイ作品としては、小物がいっぱい出てきたりと目にも楽しい。
ただ、ヒロインがいなかったのは残念かな。
う~ん。
つまりは冒頭で殺されてしまったエージェント見習いの息子が中心であって、
コリン・ファースは、実は主演だけど二番手という位置なのかもしれない。
ヒロインということなのかな。
そんなこんなで、最後は若きエージェントエグジーの活躍と、
最近気になるマーク・ストロングの活躍で締めくくられます。
英国紳士とは対照的な位置にある敵役を作るあたりも、結構ブラックですよね~。
でも、地球を救うために、増えすぎた人口を減らさなくてはいけない、
なんて、昨今の深刻な問題ですよね。
こちらもブラック効きすぎ^^;
いろいろと皮肉が散らばってる作品でした。