デビルズ・ノット

 “ウエスト・メンフィス3”と呼ばれ、これまでにも多くのドキュメンタリー作品がつくられるなど冤罪を生み出した可能性が高い事件として知られる、全米中に衝撃を与えた未解決猟奇殺人事件を題材にした同名ノンフィクションを、「スウィート ヒアアフター」「クロエ」のアトム・エゴヤン監督が映画化した実録犯罪ドラマ。出演はコリン・ファースリース・ウィザースプーンデイン・デハーン
 1993年初夏、アーカンソー州エスト・メンフィス。こののどかな田舎町で、3人の児童が無惨な姿の死体となって発見されるという前代未聞の猟奇殺人事件が発生する。やがて全米が注目する中、3人のティーンエイジャーが逮捕される。警察は、その猟奇的な犯行の手口から悪魔崇拝者の仕業と考え、オカルト好きでヘヴィメタ・ファンの問題児ダミアンとその仲間たちが容疑者として浮上したのだった。そんな中、警察の捜査に疑問を抱いた私立探偵ロン・ラックスは、自ら独自調査に乗り出す。一方、被害児童の一人スティーヴィーの母親パムもまた、真犯人は別にいるのではないかとの疑念に苛まれていくのだが…。<allcinema>

2013年アメリカ 原題:DEVIL'S KNOT 上映時間:114分
悪魔は、だれか。
監督:アトム・エゴヤン
原作:マーラ・レヴァリット
脚本:ポール・ハリス・ボードマン スコット・デリクソン
音楽:マイケル・ダナ
出演:
コリン・ファース/ロン・ラックス
リース・ウィザースプーン/パム・ホッブス
キャストが良いので選んだ作品です。
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田舎町で起こった殺人事件。
捜査が始まると、ちょっと怪しくないか?
と思われる人があちらこちらに。

逮捕されたティーンエイジャー3人は、
表面上は確かに怪しいけど、
私立探偵(コリン・ファース)が動き始めると、
警官の捜査がずさんなことも明らかになってきます。

事実に基づいた話なわけで、
結局犯人とされた3人は、有罪を認め
司法取引をして釈放されているし、
被害者の母親は、捜査を続けていると、
テロップが流れます。

冤罪なのかもしれない、というあれこれは描かれています。
でも、本当のところは分からないまま。

現在は、科学捜査が進んでいるので、
証拠がちゃんと調べられると、わかることは多くなっています。
その反面、証拠がなくなっていたり保存されていなかったら、
真実は見つからないという怖さを感じた作品でした。