パパが遺した物語 (2015)

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 「幸せのちから」「スマイル、アゲイン」のガブリエレ・ムッチーノ監督が「ビューティフル・マインド」のラッセル・クロウを主演に迎えて贈る父と娘の感動ドラマ。共演は「マンマ・ミーア!」のアマンダ・セイフライド
 1989年、ニューヨーク。小説家のジェイク・デイヴィスは、妻と7歳の一人娘ケイティと幸せな毎日を送っていた。しかしある日、車で交通事故を起こしてしまい、同乗していた妻が命を落としてしまう。自身も後遺症で長期入院を余儀なくされ、妻の姉エリザベスとその夫がケイティを預かることに。7ヵ月後、ようやく退院したジェイクがケイティを引き取りに行くと、エリザベスからケイティを養女にしたいとの申し出が。即座にこれを拒否したジェイクだったが、新作はまるで売れず、ケイティとの生活を守ることは困難を極めていく。25年後、大学院で心理学を学ぶケイティは、あるトラウマを抱え、自暴自棄な日々を送っていた。そんな時、父の小説の大ファンだという青年キャメロンと出会い、恋に落ちるのだったが…。<allcinema>

2015年アメリカ/イタリア 原題:FATHERS AND DAUGHTERS 上映時間:116分
ゆびきりの約束
――ずっと一緒。

監督:ガブリエレ・ムッチーノ
脚本:ブラッド・デッシュ
音楽:パオロ・ブォンヴィーノ
出演:
ラッセル・クロウ/ジェイク・デイヴィス
アマンダ・セイフライド/ケイティ・デイヴィス
アーロン・ポール/キャメロン
ダイアン・クルーガー/エリザベス
クヮヴェンジャネ・ウォレス/ルーシー
ブルース・グリーンウッド/ウィリアム
ジャネット・マクティア/キャロライン
カイリー・ロジャーズ/ケイティ・デイヴィス(幼少期)
ジェーン・フォンダ/セオドラ
オクタヴィア・スペンサー/ドクター・コールマン
と思ってかなり期待していたせいでしょうか。
ちょっと消化不良でした。

過去と現代がクロスしながら進んで行くため、
現代のケイティがなぜこんなに自暴自棄なのか、
最後まで答えが見えない作りになっていました。

だけど、だけど…!
最後まで行っても、なんでそうなったのか~?と疑問が残ってしまいました。

自動車事故で母親を亡くし、その事故を起こした父親も後遺症の治療で入院。
そのためにケイティは伯母夫婦に預けられることになる。
まずはそこで父親に捨てられたと思った?
退院した父親と暮らすも、
結局は完治せずに亡くなってしまい、それで再び父親に去られたと思った?
それがトラウマになってるわけ?

人を愛せないけど、体を重ねることで寂しさを紛らす。
そういう心理は伝わったけど、
それが父親との別れにあったというには、いささか強引な印象を受けました。

じゃあ、なぜキャメロンとは一緒にいたいと思ったのかなあ。

と、ストーリーに関しては消化不良でしたけど、
ラッセさんとアマンダはすごい!
病気で発作を起こすシーンはもちろん、感情の浮き沈みの表現もさすがです。
アマンダの、魔性の表情も息をのむ迫力でした。
まあ、二人の演技は期待通りだったので、観てよかったです。