映画 ST赤と白の捜査ファイル

 個性豊かな分析官が不可解な難事件を解決していく、今野敏原作、藤原竜也岡田将生主演の同名TVドラマの劇場版。殺人事件の容疑者となった赤城と、無実を信じながらも彼の行方を追う百合根の運命を描く。監督はTV版に続き「カイジ 人生逆転ゲーム」「ガッチャマン」の佐藤東弥
 囚人の脱獄事件を引き起こした天才ハッカー鏑木徹の焼死体が発見され、容疑者として警視庁科学特捜班STリーダー赤城左門が逮捕されてしまう。リーダー不在のSTは解散を余儀なくされるが、そこへ拘置所から赤城が脱走したとの知らせが。そして皮肉にも、赤城を捕まえるためにSTが再結成されることに。2日後に異動を控えた“キャップ”こと百合根友久も捜査に参加する。赤城の無実を信じる彼は、やがて事件のカギを握るあるコンピュータ・ウィルスの存在に辿り着くが…。<allcinema>

2014年 上映時間:109分
最後の敵は、昨日までの“バディ”。
…キャップ、サヨナラだ…。

監督:佐藤東弥
原作:今野敏『ST 警視庁科学特捜班』シリーズ(講談社刊)
脚本:渡辺雄介
音楽:木村秀彬
音楽プロデューサー:志田博英
主題歌:ファンキー加藤『太陽』
出演:
藤原竜也/赤城左門
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岡田将生/百合根友久
志田未来/青山翔
芦名星/結城翠
窪田正孝/黒崎勇治
三宅弘城/山吹才蔵
柴本幸/筒井桃子
水上剣星/牧村真司
ユースケ・サンタマリア/鏑木徹
安達祐実/堂島菜緒美
鈴木梨央/堂島椿
田中哲司/菊川吾郎
林遣都/池田草介
瀬戸朝香/松戸紫織
渡部篤郎/三枝俊郎
TVシリーズのファンです。
藤原竜也岡田将生のかけ合い。
STの個性の強いメンバーたちが本当にいいんですよ。

ただし、TVシリーズの延長線上の映画化というのは、基本賛成ではない。
どうしたってシリーズを観ていないと、面白さが伝わらないもの。
なので、この作品も、映画化といいより、
特別編としてTVでやってもよかったんじゃないかと。

天才的なハッカー、コンピューターウイルスなど、
昨今ではとくに珍しい設定でもなく、目新しさは全然ありません。
なので、やっぱりこれはキャラクターを楽しむ作品なんです。

最終的に、赤城左門が百合根キャップをどれだけ大切に思っていたか、
ということが明かされて、
そして百合根も、赤城左門を目指して旅立つラストが清々しい。

なので、TVシリーズを知らないと、面白さは伝わらないと思いました。