ミケランジェロ・プロジェクト (2013)

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 ロバート・M・エドゼルのベストセラー・ノンフィクション『ナチ略奪美術品を救え』をジョージ・クルーニーの監督・脚本・主演で映画化した歴史エンタテインメント・サスペンス。第二次大戦下のヨーロッパを舞台に、ナチスによって略奪された世界的美術品の数々を救出するために結成された実在の特殊部隊“モニュメンツ・メン”の決死の戦いをスリリングに描き出す。共演はマット・デイモンビル・マーレイケイト・ブランシェットジョン・グッドマンほか。
 第二次世界大戦末期のヨーロッパ。ヒトラーの命を受けたナチスドイツは、侵攻した各国で歴史的名画や彫刻をはじめとする数々の美術品の略奪を繰り返していた。これに危機感を募らせたアメリカのハーバード大学付属美術館の館長ストークスは、時の大統領ルーズベルトに直談判し、ナチスに奪われた美術品の奪還作戦を認めさせる。こうして結成されたのが特殊部隊“モニュメンツ・メン”。集められたのはメトロポリタン美術館主任学芸員ジェームズ・グレンジャーをはじめとする芸術のエキスパート7人。ただし戦場ではズブの素人ばかり。それでも貴重な美術品の行方を追ってヨーロッパ各地の前線へと乗り込んでいくモニュメンツ・メンだったが…。<allcinema>

2013年アメリカ 原題:THE MONUMENTS MEN 上映時間:118分
芸術はプロ 戦争はド素人
美術品奪還プロジェクト

監督:ジョージ・クルーニー
原作:ロバート・M・エドゼル『ナチ略奪美術品を救え』(白水社刊)ブレット・ウィッター
脚本:ジョージ・クルーニー  グラント・ヘスロヴ
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:
ジョージ・クルーニー/フランク・ストーク
マット・デイモン /ジェームズ・グレンジャー
ビル・マーレイ/リチャード・キャンベル
ジョン・グッドマン/ウォルター・ガーフィールド
ジャン・デュジャルダン/ジャン=クロード・クレルモン
ボブ・バラバン/プレストン・サヴィッツ
ヒュー・ボネヴィル/ドナルド・ジェフリーズ
ケイト・ブランシェット/クレール・シモーヌ
期待したい組み合わせですよね。

ナチに略奪された美術品を奪還するために、兵士でもない美術の専門家たちが戦場に向かう。
なんとも面白そうではないですか。
期待してましたが、派手なエンタメ作品ではありませんでした。

どうしてこのメンバーが集まったのか、という説明が弱く、
後で解説を読んでそういうことか、と納得した次第。

フランスでのマット・デイモンケイト・ブランシェットのエピソードと、
各地を回るメンバーのエピソードのあれこれと、どこが中心なのか散漫で集中できず、
最後にそういうことかと、頷いてしまいました。
ちょっと知識を入れて観た方が良かったようです^^;

ということなので、もう少しどれかに特化して
盛り上がりを作っても良かったのかもしれません。
事実に基づいているので、大幅に脚色することはできないかもしれないけど…。

美術品を愛した人たちの男達の、情熱を感じることはできる作品でした。

敗戦が決まったとき、美術品を燃やしていくシーンは胸が痛みました。
最近も、戦争で歴史的な建造物などが破壊されたというニュースを聞きます。
そういう意味では、こうやって美術品を救った人たちのことを知ることは
意味があると思います。


《おまけ》
 この人見たことあるー!と思ったのは、ドナルド役のヒュー・ボネヴィル
 大好きなTVドラマ【ダウントン・アビー】の伯爵さんです(^^)