信長協奏曲 (2016)

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 石井あゆみの人気コミックスを基にした小栗旬主演の同名TVドラマの劇場版。戦国時代にタイムスリップし、織田信長と入れ替わった高校生サブローが運命の“本能寺の変”を迎え、歴史に立ち向かっていく姿を描く。共演は柴咲コウ向井理山田孝之。監督は「ライアーゲーム -再生-」の松山博昭
 戦国時代にタイムスリップした高校生サブローは、ひょんなことから瓜二つの織田信長と出会い、信長として生きていくハメに。それでも覚悟を決め、戦乱の世に平和をもたらそうと天下統一を目指していく。しかし、ふと手にした歴史の教科書で信長の最期が目前に迫っていることを知り愕然とする。そんな中、自ら明智光秀となってサブローを支えると誓ったはずの本物の信長は、妻・帰蝶と真の愛を育むサブローに嫉妬心を募らせる。さらに、信長への復讐に燃える羽柴秀吉も、虎視眈々と暗殺の機会を窺っていたのだが…。<allcinema>

2016年 上映時間:125分
いつの時代も、やっぱ平和が一番でしょ!
監督:松山博昭
原作:石井あゆみ
脚本:西田征史 岡田道尚 宇山佳佑
音楽:☆Taku Takahashi
主題歌:Mr.Children 『足音 ~Be Strong』
出演:
小栗旬 サブロー/織田信長
柴咲コウ帰蝶
向井理池田恒興
藤ヶ谷太輔前田利家
水原希子/市
古田新太/松永弾正久秀
濱田岳徳川家康
高嶋政宏柴田勝家
でんでん/沢彦
勝矢/蜂須賀小六
阪田マサノブ丹羽長秀
阿部進之介佐々成政
北村匠海森長可
山田孝之羽柴秀吉
TVドラマから映画という流れは、基本的には賛成ではないんですけど、
まあ好きなドラマなので、結末は知りたいので観てきました。

戦国の話で、合戦のシーンは迫力もあり大きなスクリーンで観る価値はありました。
それでも、全体的にはTVドラマの延長なので、
スペシャルドラマでも良いのではなかったかな。
という人がいるのは仕方ないですね。

歴史的な辻褄が合わないことは、それはフィクションなので気になりません。
だって、タイムスリップなんて、もともと歴史的なドラマを描きたいわけじゃないんだし。

無意味に人が死んでいく時代に生きて、次第に平和を求めるようになるサブロー。
普通の高校生だったら絶対に考えなかったことを、考えるようになった。
平和って当たり前じゃない。
そうなるように願い、行動することが大切だと知る。
その為に自分は織田信長になったんだと理解する。

ある意味教育的だな~と思わずにはいられませんが、
それでも、本能寺の変を知らないとか、今どきの高校生、大丈夫か?と思ってしまった^^;

今回は何といっても、山田孝之くんの羽柴秀吉インパクトがありましたね~。
この秀吉の復讐がベースにあったから、暗~い影のある役でした。
能天気な信長と対照的で、とにかく目力がすごかったです。

小栗旬くんも、とても高校生には見えないけど、
ちゃらい男子を作り上げていたのではないかな。
最終的に、あれ?高校生だったんじゃないか?と
現代に戻った姿にちょっと違和感を感じつつ、
何かを感じて歩き続ける後姿に、いろんなメッセージを感じられると思いました。