ブラック・スキャンダル (2015)

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 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ、「ローン・レンジャー」のジョニー・デップが、FBIの最重要指名手配犯となった実在する伝説のギャング、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを体当たりで熱演し評判を呼んだ衝撃の実録犯罪ドラマ。ボストンを舞台に、極悪非道なバルジャーとFBI捜査官の間で交わされた禁断の密約の実態と、次第に狂気が暴走していくバルジャーが手を染めた恐るべき悪行の数々を描き出す。共演はジョエル・エドガートンベネディクト・カンバーバッチ。監督は「クレイジー・ハート」「ファーナス/訣別の朝」のスコット・クーパー
 1975年、サウスボストン。アイリッシュ系ギャングのボス、ジェームズ・バルジャーは、イタリア系マフィアと激しい抗争を繰り広げていた。一方、弟のビリーは、州の有力政治家として活躍していた。そこに、バルジャーの幼なじみジョン・コノリーがFBI捜査官となって戻ってきた。折しもFBIはイタリア系マフィアの掃討を目標に掲げており、功名心にはやるコノリーは、バルジャーにある提案を持ちかける。それは、バルジャーがFBIの情報屋となり敵の情報を流す代わりに、FBIは彼の犯罪を見逃す、という驚愕の密約だったのだが…。<allcinema>

2015年 原題:BLACK MASS 上映時間:123分 製作国:アメリ
暴かれる!FBI史上最も黒い闇
監督:スコット・クーパー
原作:ディック・レイア 『ブラック・スキャンダル』(角川文庫刊)
脚本:マーク・マルーク ジェズ・バターワース
音楽:トム・ホルケンボルフ
出演:
ジョニー・デップ/ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャー
ジョエル・エドガー/トン ジョン・コノリー
ベネディクト・カンバーバッチ/ビリー・バルジャー
ロリー・コクレイン/スティーヴン・フレミ
ジェシー・プレモンス/ケヴィン・ウィークス
ケヴィン・ベーコン/チャールズ・マグワイア
ピーター・サースガード/ブライアン・ハロラン
ダコタ・ジョンソン/リンジー・シル
コリー・ストール/フレッド・ワイシャック
デヴィッド・ハーバー/ジョン・モリス
ジュリアンヌ・ニコルソン/マリアン・コノリー
アダム・スコット/ロバート・フィッツパトリック
ジュノー・テンプル/デボラ・ハッセー

久しぶりのジョニー作品。
この作品のことを目にしたのは、もうずいぶん前のことです。
それが形になって観ることができたのは、嬉しいですよね。

こういうジャンルは、本当にジョニーにははまり役だと思います。
コメディもいいけど、ダークな役はいいよ。
と思っていたんですが、今回はかなりハードでした。

とにかく怖い。
敵に対して容赦ない。
自分を守るためには、どんな相手でも殺す。
躊躇いもない…。

話の流れは、ジョニー演じるバルジャー中心というより、
バルジャーの幼馴染でFBI捜査官のコノリー中心でした。
コノリーが、イタリアンマフィアの壊滅のために、バルジャーから情報をもらい、
その代償としてバルジャーの犯罪を見逃す、という取引をしたことで、
コノリーが深みにはまっていく姿を中心に、
バルジャーの犯罪を見せていく、という流れでした。

バルジャーの弟は政治家として名を成していて、
そんなことってあるのかと、不思議な感じもしましたけど…。
弟や母親、息子といるときは家族思いの男でした。
相反するバルジャーを強烈の描いていました。

ジョニーファンなので、甘々な評価になりますが、
ジョニーもコノリーを演じたジョエル・エドガートンも良かったです。
ただ、バルジャーの弟を演じたベネディクト・カンバーバッチは、
ちょっともったいない感じでしたね。