星ガ丘ワンダーランド (2015)

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 売れっ子CMクリエイターの柳沢翔が豪華キャストを起用して映画監督に初挑戦したミステリー・ドラマ。幼い頃に自分を捨てた母の死の知らせを受けた主人公が、やがて思いも寄らない真実に辿り着くさまを、切なくも心温まるタッチで描く。主演は「やるっきゃ騎士」の中村倫也、共演に新井浩文佐々木希菅田将暉ほか。
 さびれた小さな駅“星ガ丘駅”で駅員として働く温人。20年前、彼の母は、夫と2人の子どもを置いて突然去っていった。その際、母は赤い手袋の片方を“そっちは温人が持ってて、必ず取りに行くから”との言葉と共に残していった。ある日、その母が亡くなったという知らせが届く。警察の話では、この町にある小さな遊園地“星ガ丘ワンダーランド”の観覧車から飛び降りて自殺したというのだった。納得いかず、真相を探り始める温人だったが…。<allcinema>

2015年 上映時間:117分
それぞれの過去がつながった時、真実が明らかになる――。
母の謎の死が、7人を引き寄せる、至極のミステリー

監督:柳沢翔
脚本:前田こうこ 柳沢翔
撮影:今村圭佑
音楽:渡邊崇
出演:
中村倫也/瀬生温人
新井浩文/瀬生哲人
佐々木希/清川七海
菅田将暉/清川雄哉
杏/大林津奈子
市原隼人/楠仁吾
木村佳乃/清川爽子
松重豊/瀬生藤二
ミステリーという括りで宣伝してますけど、
それを期待すると肩透かし、という内容です。
確かに、ミステリードラマなのかもしれないけど、そこが重要なのではなくて、
家族の物語でした。

車の中で父親が母親を責める。
耐えかねた母親が車を降りて行く。
それを追いかける子供…。

そのシーンにどんな意味があるのか、後々解明されるわけだけど、
それまでは、子供の遠い記憶、記憶の断片、みたいなつなぎ合わさった映像が続きます。

成人した温人に母親の死の知らせが届き、
その死の原因究明をするうちに、過去の途切れた映像が繋がっていく…。

母親役の木村佳乃は、こういう頼りない母親役って似合うようになりましたね。
不倫して、家族を捨てて不倫相手と一緒になったわけで、
遊園地での記憶は、その男と一緒の母親を目撃した時に起こった事故だったとか、
いろんなことが見えて、事件解決になります。

台詞が少なくて、映像がきれいで…。
インパクトのある何かがあるわけではないので、少々睡魔に襲われてしまいました。
謎解きは、事件解決と同時に、自分の過去を探ることに繋がって、
遠かった家族の距離が少しだけ近くなる。

緩やかな時間に浸れる時なら、こういう作品には癒しの効果があるのかもしれませんが、
体調が万全でなかったので、所々で記憶が飛んでます^^;

キャストは、すごーく贅沢な使い方をしてて、
市原隼人とかとか、ほんとにちょっとした役で出てます。