マネーモンスター (2016)

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 ジョディ・フォスターが監督を務め、ジョージ・クルーニーを主演に迎えて贈る社会派サスペンス。生放送中に拳銃を持った男にジャックされた人気経済番組を舞台に、人質に取られた司会者がカメラの前で犯人と繰り広げる緊迫のやりとりと、その過程で図らずもウォール街の深い闇が暴かれていくさまをスリリングに描く。共演はジャック・オコンネル、ジュリア・ロバーツ
 人気司会者リー・ゲイツの軽妙なトークがウリの投資情報番組“マネーモンスター”。番組ディレクターのパティは、ゲイツの功績を認めつつも、生放送をいいことに台本を無視して暴走する彼に毎回手を焼いていた。そんな中、いつものように生放送が始まるが、そこへ銃を持った若者が乱入、ゲイツを人質に取り、番組をジャックしてしまう。犯人はゲイツが番組で推奨した株に投資して全財産を失ったと主張。カメラが見守る中、興奮する犯人を必死でなだめようとするゲイツだったが…。<allcinema>

2016年 原題:MONEY MONSTER 上映時間:95分 製作国:アメリ
真実は 生中継で 暴かれる
監督:ジョディ・フォスター
原案:アラン・ディ・フィオーレ ジム・カウフ
脚本:ジェイミー・リンデン アラン・ディ・フィオーレ ジム・カウフ
音楽:ドミニク・ルイス
音楽プロデューサー:ヘンリー・ジャックマン
出演:
ジョージ・クルーニー/リー・ゲイツ
ジュリア・ロバーツ/パティ
ジャック・オコンネル/カイル
ドミニク・ウェスト/ウォルト
カトリーナ・バルフ/ダイアン
ジャンカルロ・エスポジート/パウエル
ジョディ・フォスター監督作品ということで、
ある程度の期待を持って観に行きました。

ストーリー全体は、特に新鮮味はありません。
TVの生番組をジャックする、というのは面白い設定でしたけどね。

司会者のゲイツの軽さが、どんどん変わっていくのは面白かった。
犯人の犯行動機もごく普通だったし、予想通りの展開なんだけど、
目が離せなくなります。

ひとつにはディレクター役のジュリア・ロバーツがかっこよかったこと。
うがった見方をすれば、女性監督だから女性をカッコ良く撮れたのかなあ、とかね。
司会のゲイツが表舞台でうろたえているのを、
からしっかりサポートするディレクターの姿は、惚れ惚れしました。

サポートというか、最終的には完璧に主導権を握ってましたけどね。

犯行動機は、そんなことだろうなあと思ってしまうくらい、陳腐だけど、
だからこそあり得るかも、なんて思わせるのは脚本や演出の力でしょうかね。

最終的に犯人が撃たれてしまったのはショックだったけど、
そうでなければ、単なるエンタメ作品に仕上がってしまったのかもしれませんね。

この二人だからお客さんを呼べる作品になってます。