しあわせへのまわり道

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 “ニューヨーカー”誌に掲載されたエッセイを基に、離婚をきっかけに車の運転教習を受けるハメになった中年女性が、偶然出会ったインド人の教官との交流を通じて自らの人生を見つめ直していく姿を描いたハートフル・コメディ。主演はパトリシア・クラークソンベン・キングズレー。監督は「死ぬまでにしたい10のこと」「エレジー」のイザベル・コイシェ。
 マンハッタンに暮らす売れっ子書評家ウェンディ。順風満帆な人生を歩んでいた彼女だったが、ある日突然、21年連れ添った夫との結婚生活が破綻してしまう。すると、これまで夫に運転を任せきりで免許も持っていないウェンディは、離れて暮らす娘に会いに行くこともできないことに気づく。そこで、タクシー運転手をしながら副業で自動車教習の教官もしているインド人ダルワーンの個人レッスンを受けることに。しかし、夫への怒りと離婚のショックでなかなか運転に集中できないウェンディ。そんな彼女に、ダルワーンは人生にも通じる含蓄あふれる言葉で優しくアドバイスしていく。やがて、敬虔なシク教徒であるダルワーンを通して、これまで知らなかった異文化にも触れ、少しずつ自分の気持ちにも変化が生まれていくウェンディだったが…。<allcinema>

2014年 原題:LEARNING TO DRIVE 上映時間:90分 製作国:アメリ
きらきらした夏のニューヨーク、突然訪れた人生の“ブレーキ”。
それでも道は続くから、まっさらな私になって再び前へ踏みだそう。
監督:イザベル・コイシェ
脚本:サラ・ケルノチャン
音楽:ダーニ・ハリソン ポール・ヒックス
音楽監修:メアリー・ラモス
出演:
ベン・キングズレー/ダルワーン・シン・トゥール
ジェイク・ウェバー/テッド

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パトリシア・クラークソンって素敵な女優さんです。

順風満帆だった人生が、ある日突然破たんする。
それが若いころならいいのかもしれないけど、
ある程度キャリアを積んだ中年になってからだとかなり悲惨…。
それでも、自分の殻を破って新しい人生を歩み始める。
なんて、お決まりのパターンです。

今回は、そこに運転免許取得というエピソードがあり、
そのインド人教官との交流や、インド人社会を組み込んだ展開です。

ウェンディを演じたパトリシア・クラークソンが魅力的です。
そして、インド人教官を演じたベン・キングスレーも文句なしですね。
ウェンディに対して、根気強く運転を教えていく。
新しく迎えたお嫁さんに対して厳しすぎて、新婚生活がうまいくいかない。

互いにちょっと考え方を変えることで、
免許は獲れるし、お嫁さんともうまくいくし、
そんなハッピーエンドが清々しいです。

二人の間に生まれそうだったロマンスも、踏みとどまって正解。
大人だな~って思う対応でした。

結局、田舎暮らしを諦めた娘だったけど、
運転免許が獲れたことは、ウェンディにとって良かったという結末。
笑えました(^^)