ヴィンセントが教えてくれたこと

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 ビル・マーレイが近所に引っ越してきたいじめられっ子の少年と奇妙な友情を築いていく不良老人を演じて高い評価を受けたハートウォーミング・コメディ。出演は、少年オリバー役にジェイデン・リーベラー、共演にメリッサ・マッカーシーナオミ・ワッツ。監督はCMの世界で活躍し、本作が長編デビューのセオドア・メルフィ
 酒とギャンブルにまみれた初老の独身男ヴィンセントは、偏屈で頑固な近所の嫌われ者。ある日、その隣にシングルマザーのマギーと小学生の息子オリバーが引っ越してくる。仕事で忙しいマギーは、なかなか息子の面倒を見ることができない。そんなマギーから子守りを頼まれ、すかさず報酬を要求するヴィンセント。どうにか金額も折り合い、子守りを引き受けたものの、小学生のオリバーを酒場や競馬場にも平気で連れ回し、彼がいじめられていると知るや、相手の鼻をへし折る過激な撃退法を伝授する始末。それでもまるで対照的ながら2人は妙にウマが合い、いつしかオリバーは周囲の嫌われ者の意外な素顔を垣間見ていくのだったが…。<allcinema>

2014年 原題:St. VINCENT 上映時間:102分 製作国:アメリ
不良ジジイと少年が最高の相棒になる!
笑って心が ちょっと 痛くなる人生の再生物語
さあ、人生のホームワークを始めよう。
音楽:セオドア・シャピロ
出演:
ビル・マーレイ/ヴィンセント
ジェイデン・リーバハー/オリバー
クリス・オダウド/ブラザー・ジェラテ

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主人公のヴィンセントは、かなり苦手なタイプで、
ちょっと失敗したかな~と思ってしまったほどでした。

隣に引っ越してきたいじめられっ子の少年と出会い、
シッターとして関わったことから、お互いにとっての非日常が始まります。

この辺りからはある意味ベタな展開なんだけど、
ヴィンセントの秘密が少しずつ明らかになっていくと、
単なる頑固で偏屈なおやじではないことが分かっていきます。
認知症の奥さんの存在。これが泣かせるんですよね~。

そして、少年にちゃんと人を見る目があるというのが憎い。

ストリッパー役にナオミ・ワッツ
これにはびっくり。
すごくいい存在でした。

皆がちゃんと収まるところに収まる、という脚本と演出がツボでした。
現実にはそんなに上手くまとまらないけど、
だからこそ映画の世界には、こんな爽快感嬉しいですよね。