ボクの妻と結婚してください。(2016)

イメージ 1
 TVドラマ化もされた売れっ子放送作家・樋口卓治の同名ベストセラー小説を織田裕二主演で映画化した感涙ラブ・ストーリー。余命宣告を受けた敏腕放送作家が、最愛の家族のために、妻の結婚相手を探す人生最後の“企画”に奔走する姿を描く。共演は吉田羊、原田泰造。監督は「阪急電車 片道15分の奇跡」「レインツリーの国」の三宅喜重
 人気バラエティ番組の放送作家として活躍する三村修治はある日突然、すい臓がんで余命半年と宣告されてしまう。途方に暮れる修治だったが、何よりも気がかりなのは、遺される最愛の妻・彩子と一人息子の陽一郎のこと。そこで修治は、人生最後の“企画”として、妻の結婚相手を見つけようと決意する。そして、知り合いの結婚相談所社長・知多かおりの協力を得て、ついに理想の相手、伊東正蔵に巡りあうが…。<allcinema>

2016年 上映時間:114分
余命6ヵ月、最愛の人に贈る“やさしい嘘”とは?
監督:三宅喜重
原作:樋口卓治
脚本:金子ありさ
音楽:菅野祐悟 主題歌:中島美嘉『Forget Me Not』
出演:
織田裕二/三村修治
吉田羊/三村彩子
原田泰造/伊東正蔵
込江海翔/三村陽一郎
大杉漣/荒城伊知郎
高島礼子/知多かおり

織田裕二ファンなので、久々の映画主演は、それだけで嬉しかったですね~

余命もの、【湯を沸かすほどの熱い愛】からの二本目。
今回は夫・お父さんが余命宣告を受けた話です。

放送作家という超多忙な三村修二が、余命宣告を受け、
最期の時間をどう使うか、どうやったら家族を笑顔にすることができるか、
そんなことを考え、自分の死後、家族を幸せにしてくれる人を探す、というお話。

家族っていいよと言い続ける主人公は今どき珍しい。
作品中にも、そういう台詞があります。
でもそこが個人的にはツボだった。だから泣けました。


《ネタバレあり》
こんな風に、死にゆく夫が自分たちのために新しいお父さんを探そうなんて、
妻の立場ならどうなんだろうという思いが、途中からふつふつと湧き上がってきました。
夫に安心してほしいから、とりあえずはそれに乗っておくけど、
きっとそんなに簡単に受け入れられないんじゃないか、
そんな風に思っていました。

そうしたらなんと!
妻の方が上手でした。
夫の最期の望みを叶えようと、
お見合い相手に、このままこの話を引き受けてほしいと頼んでいたとは…!

夫も妻も見事な演出家だったというラスト。
【SCOOP!】に引き続きの吉田羊さん。
敏腕編集長、元彼女役も大人の女でかっこよかったけど、
今回の愛情溢れる奥さん役も、どっちもカッコいい女性でした。

旬な女優さんですね。