海賊とよばれた男 (2016)

イメージ 1
 百田尚樹の一大ベストセラーを「永遠の0」に続いて山崎貴監督、岡田准一主演で映画化した大作ドラマ。若くして石油業に乗り出し、欧米石油メジャーに果敢に立ち向かって激動の時代を駆け抜けた男の一代記を吉岡秀隆染谷将太鈴木亮平堤真一綾瀬はるか小林薫をはじめとする豪華キャストの共演で描き出す。
 石油の将来性に目を付け、石油販売業を始めた青年、国岡鐡造。彼は“店員(従業員)は家族と同然”と店員との絆を大切にし、既得権益が強固な石油業界を相手に、破天荒な発想と行動力で販路を拡大していく。やがてその存在は石油メジャーも無視できないほど大きくなり、ついには石油の輸入ルートをすべて封鎖されるという絶体絶命の窮地に陥る鐡造だったが…。<allcinema>

2016年 上映時間:145分
戦う理由は、未来にある――。
監督:山崎貴
原作:百田尚樹海賊とよばれた男』(講談社刊)
脚本:山崎貴
音楽:佐藤直紀
出演:
岡田准一/国岡鐡造
吉岡秀隆/東雲忠司
染谷将太/長谷部喜雄
鈴木亮平/武知甲太郎
野間口徹/柏井耕一
ピエール瀧/藤本壮平
黒木華/小川初美
光石研/国岡万亀男
綾瀬はるか/ユキ
堤真一/盛田辰郎
近藤正臣/木田章太郎(特別出演)
國村隼/鳥川卓巳
小林薫甲賀治作
原作を読んでいるので、一つずつのエピソードを確認しながら観ることができました。
ただ、国岡の後半人生を描いえているので、国岡はほぼ60代。
う~~ん、岡田准一くんの素顔がほぼ観られないという…。
かなり残念な気分になりますね。

作品としては、かなり膨大な量の原作を2時間にまとめることの難しさは感じます。
国岡がなぜそんなにしてまで油を売ろうとしたか、
その辺りが分からんよな~という感想も聞かれて納得。
確かに、必死で油を売る姿は描かれているけど、
なぜそこまで油にこだわったのか、
強い思いは伝わりにくかったですね。

でも、そんな時代を乗り越えて、油を売り続けた男のおかげで
今の日本があるんだと思いました。

映像は見事です。
TV番組で特集を見てたんですけど、
実写とCGの組み合わせ方なんて、ほんとに驚かされました。
で、それを実際劇場で観ると、素人目にはCGとの境目なんて気がつきません。
技術の進歩を感じた作品でした。

なので、特に大型タンカーのシーンは迫力満点。
緊張感あるシーンでした。

キャストはみな一流ですから、ちょっともったいないくらい。

これをきっかけに、原作を読むことをお勧めします。
そんなきっかけづくりの作品ということで。