2017-05-24 ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち (2016) 映画館で観た映画 #映画レビュー ティム・バートン監督がランサム・リグズのベストセラー『ハヤブサが守る家』を映画化したダーク・ファンタジー・アドベンチャー。亡くなった祖父の遺言に導かれ、ハヤブサに変身できる女主人と奇妙な子どもたちが暮らす屋敷へと辿り着いた少年が経験する不気味で摩訶不思議な冒険を描く。主演はエイサ・バターフィールド、共演にエヴァ・グリーン、エラ・パーネル、クリス・オダウド、ジュディ・デンチ、サミュエル・L・ジャクソン。 フロリダに暮らす孤独な高校生ジェイクにとって祖父だけが唯一の理解者だった。幼い頃から祖父の語る荒唐無稽な冒険譚を聞くのが大好きだった。ある日、その祖父が謎めいた死を遂げる。やがてジェイクは祖父が最期に遺したメッセージに導かれ、英国ウェールズのとある小さな島へとやって来る。そして大きな屋敷の廃墟を目の当たりにするジェイクだったが、島を彷徨ううちに、いつしか屋敷が焼け落ちる前の世界へと迷い込んでしまう。そこでは美しい女主人ミス・ペレグリンと、奇妙な能力のために外の世界では生きられない子どもたちが暮らしていた。第二次大戦でドイツ軍に空爆されたはずのその屋敷は、時間を操ることができるミス・ペレグリンによって同じ一日を繰り返し、子どもたちは年をとることもなく平和に生き続けていたのだが…。<allcinema>2016年 原題:MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN 上映時間:127分 製作国:アメリカ 監督:ティム・バートン 原作:ランサム・リグズ『ハヤブサが守る家』(東京創元社刊) 脚本:ジェーン・ゴールドマン 音楽:マイク・ハイアム マシュー・マージェソン 出演: エヴァ・グリーン/ミス・ペレグリン エイサ・バターフィールド/ジェイク クリス・オダウド/フランク アリソン・ジャネイ/ゴラン ルパート・エヴェレット/鳥類学者 テレンス・スタンプ/エイブ エラ・パーネル/エマ フィンレー・マクミラン/イーノック ローレン・マクロスティ/オリーヴ ラフィエラ・チャップマン/クレア ヘイデン・キーラー=ストーン/ホレース ジョージア・ペンバートン/フィオナ マイロ・パーカー/ヒュー ピクシー・デイヴィーズ/ブロンウィン キャメロン・キング/ミラード ジョセフ・オドウェル/双子 トーマス・オドウェル/双子 ルイス・デイヴィソン/ヴィクター キム・ディケンズ/ジェイクの母 ジュディ・デンチ/ミス・アヴォセット サミュエル・L・ジャクソン/バロン ティム・バートン監督作品だし、予告編で流れる映像を観て期待していたけど、 ダークな世界観は期待どおりでした。 飽きさせない展開と映像美と、理屈じゃなくて感覚的に楽しむ作品です。 エヴァ・グリーンは美しいしカッコ良かった! 子供達が、自分の能力で敵を倒すシーンは楽しかった! その反面、 普通の世界では生きられない子供たちが、同じ一日を繰り返して生きていく。 そうやって安全を守って生きている、というのは切ない設定ですよね。 ただ、敵から身を守るために、その能力を役に立てるというのは 何とも頼もしかった。 きっと不幸ではないのかもしれない、そんなことも感じた作品でした。