君の膵臓をたべたい (2017)

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 住野よるの同名ベストセラーを浜辺美波北村匠海主演で映画化した青春ラブストーリー。膵臓の病気で余命わずかのヒロインと、そのことをクラスでただ一人知る青年の心の交流を、原作にはない12年後の現在の物語を織り交ぜ描き出す。共演に小栗旬北川景子。監督は「黒崎くんの言いなりになんてならない」「君と100回目の恋」の月川翔
 母校で教師をしている【僕】は、ふと高校時代のクラスメイト・山内桜良と一緒に過ごした数ヵ月間の思い出を甦らせる――。高校で図書委員をしていた地味な【僕】は、病院で『共病文庫』と名付けられた闘病日記を偶然拾ったことで、それを書いている人気者のクラスメイト・桜良の秘密を知ってしまう。彼女は見た目には分からないが、重い膵臓の病気を患い、余命がわずかだったのだ。それは、親友の恭子さえ知らない秘密だった。家族以外は誰も知らない秘密を共有した桜良と【僕】は急速に距離を縮め、次第にクラスでも噂の的になっていくが…。<allcinema>

2017年 上映時間:115分
ラスト、きっとこのタイトルに涙する。
監督:月川翔
原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉社刊)
脚本:吉田智子
音楽:松谷卓
主題歌:Mr.Children『himawari』
出演:
浜辺美波/山内桜良
北村匠海/【僕】
大友花恋/恭子
矢本悠馬/ガム君
桜田通/委員長
森下大地/栗山
上地雄輔/宮田一晴
北川景子/恭子(12年後)
小栗旬/【僕】(12年後)
邦画はいつも後回しになってしまうんだけど、
小栗くん主演だということ、予告編で気になっていたこと、
で鑑賞してきました。

原作未読。
役者さんの力が大きいなあと思ってしまうくらい、
浜辺美波北村匠海の二人が素晴らしかった。
どれだけ原作に寄っているのかは分からないけど、
とにかく桜良も【僕】も、これ以上のキャスティングはないんじゃなかろうか。

高校時代ってこんな感じだったかなあ。
女子生徒に振り回される男子生徒が微笑ましい。
ちょっとばかり大袈裟だなと思える桜良の振る舞いも、
次第にナチュラルに受け入れられていく。

病気ものだと覚悟して観ていたけど、明るく爽やかな展開。
でも、そんなに簡単に終わりを迎えなかった。
必ず死ぬと分かっていたのに、それが予測していた病気ではなかったから。

そりゃあショックでしょう。
どうやって立ち直っていくのか…。
泣くことが出来てよかった、そう思える号泣シーン。
印象深いシーンでした。

原作を読んで、12年後の恭子と【僕】の存在は
映画のオリジナルだったと知りました。
原作では必要のない登場人物だけど、個人的には有りです。

人はいつか死ぬ、そしてその時は誰にも分からない。
だから精一杯生きなくちゃね、と若い人に感じられたら良い。
そんなことを感じた作品でした。