ナラタージュ (2017)

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 決して報われない恋と知りながらも、いつまでも断ち切ることができないヒロインのヒリヒリとする悲痛な恋愛模様を綴った島本理生の傑作恋愛小説をTV「ひよっこ」、「ストロボ・エッジ」の有村架純主演で映画化。高校時代に部活の顧問教師へ抱いた特別な感情を忘れられない女子大生が、新たな恋に踏み出す中で苦悩を深め激しく揺れ動く姿を描く。共演は松本潤と坂口健太郎。監督は「世界の中心で、愛をさけぶ」「ピンクとグレー」の行定勲
 大学2年生の春。工藤泉のもとに高校の演劇部で顧問だった教師・葉山から突然の電話がかかってくる。それは、部員が足りない後輩のために、卒業公演に助っ人で参加しほしいというものだった。戸惑い動揺する泉。葉山は泉にとって自分を孤独から救い出してくれた恩人であり、特別な存在だった。そんな葉山との再会で、思い出として封印したはずの感情が再び呼び起こされていく泉。しかし葉山は、そんな泉の気持ちを受け止めることができないある事情を抱えていた。今度こそ、葉山先生とのことは終わりにしようと決意した泉は、同じ演劇部のOB黒川博文が連れてきて一緒に稽古に励んでいた大学生・小野怜二の真摯な告白を受け入れるのだったが…。<allcinema>

上映時間:140分
壊れるくらい、あなたが好きでした。
監督:行定勲
原作:島本理生
脚本:堀泉杏
音楽:めいなCo.
出演:
松本潤/葉山貴司
有村架純/工藤泉
坂口健太郎/小野怜二

原作をずーい分前に読んでいて、自分なりのイメージがあったから
実を言うと、葉山先生を松潤がどう演じるのか
興味を持っての鑑賞だった。

個人的には、葉山先生は松潤ではないかなあ。
奥さんがいるのに教え子に惹かれる、ずるい男なんですよ。
それにしては、きれいすぎて…。
という印象でした。

坂口健太郎演じる小野君の変貌、恐ろしいほどの束縛愛は、
ほんとうに身が震えるほどで、良く演じていると思いました。

有村架純もかわいかった。
純粋に相手を想う、それは良く伝わりました。
彼女の作品として観ると、とても良い作品です。

恋愛ってきれいごとばかりじゃない。
必死に葉山先生を慕う泉。
泉の心を繋ぎとめようとする小野君。
現実を受け止められずに泉に救いを求める葉山先生。
三人の想いが成就しないのは切ないけど、
恋愛って時にそういうもんなんだよ、
とおばさんは思ってしまうのでした