食べる女 (2018)

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 「それから」「阿修羅のごとく」などのベテラン脚本家・筒井ともみの同名小説を小泉今日子沢尻エリカ鈴木京香をはじめとする豪華女優陣の共演で映画化した群像女性ドラマ。自由で孤独な8人の女性たちを中心に、それぞれの悲喜こもごもの人間模様を食と性愛を切り口に綴る。監督は「いこか もどろか」「手紙」の生野慈朗。古書店“モチの家”の女主人・敦子は、迷える女たちに美味しいごはんを食べさせて元気にするのが何より好きな女。そんな彼女のもとには、幼なじみでごはん屋の女将や恋愛から逃げ腰な書籍編集者、料理下手で離婚の危機を迎えている異邦人など、様々な悩みを抱えながらも、それぞれに懸命に生きているタフな女性たちが夜な夜な集まってくるのだったが…。<allcinema>
2018年 上映時間:111分
女たちよ、もっともっと おいしくなぁ~れ
監督:生野慈朗
原作:筒井ともみ
脚本:筒井ともみ
音楽:富貴晴美
出演:
小泉今日子 沢尻エリカ 前田敦子 広瀬アリス 山田優 壇蜜
シャーロット・ケイト・フォックス  鈴木京香 
シネマ部の4本目のお題。

邦画は、2時間ドラマの域を超えるものが少ない気がして、
劇場鑑賞は後回しになるんですが、
今回はキャストが豪華なので期待してました。

まず思ったのは…。
小泉今日子鈴木京香が、歳を重ねた良い女優さんになったなあということ。
若い女優さんから画面が切り替わると、
顔のしわだとか化粧の濃さだとか、物理的な部分はかなり強調されます。
若さだけが良いわけじゃないから、
これからもこういう女優さんに活躍してほしいです。

次に…。
タイトルの「食べる」という行為。
もうひとつの「性」の部分がインパクトあり過ぎて、霞んでしまった感じです。
料理の映像が少なかったから?
ただガツガツ食べるだけで、しあわせな気持ちにはなれなかったなあ。

それから、とにかく登場人物が多い!
ばたばたと過ぎていくだけになってしまって、もっとじっくり見せて!という感じ。

それでも、食べることは生きることなんだと実感する作品でした。