モナリザスマイル

保守的な名門女子大学にやってきた進歩的な女性教師が、伝統を重んじる生徒や学校関係者との摩擦を繰り返しながらも女性の自立と自由な精神を説き続け、少しずつ学園に変化をもたらしていく姿を描いたヒューマン・ドラマ。監督は「フォー・ウェディング」のマイク・ニューウェル。主演は「エリン・ブロコビッチ」のジュリア・ロバーツ。共演の生徒役にもキルステン・ダンストジュリア・スタイルズマギー・ギレンホールと豪華な顔ぶれが並ぶ。
 1953年、ニューイングランド地方。名門女子大、ウェルズリー大学に女性教師キャサリンがカリフォルニアから赴任してくる。彼女は美術史の助教授として就任し、優秀だが米国一保守的といわれるこの大学に自立心を育てるなどの教育方法で新しい風を吹き込もうと意気込んでいた。しかし先輩教師は、学生にとって重要で価値あるものは教育よりもエリートの恋人からもらう婚約指輪、とキャサリンの考えを一蹴する。それでも彼女は期待を込めて初日の授業に臨むが、早速したたかな優等生ベティら女生徒たちの反発に翻弄されてしまう…。(allcinema)



ジュリア・ロバーツ主演の作品です。
最近よく見かける、キルスティン・ダンストが共演してます。
彼女は、【エリザベスタウン】や、【スパイダーマン】で
ヒロイン役をやってました。
今回は、女教師・キャサリン(ジュリア)と対立する学生・ベティを演じてます。

1953年という、今から50年前の名門女子大学での話ですが、
いつの時代もおんなじなんだな~、と感じる場面は多かったです。

卒業後か、もしくはその前に結婚することが最終目的であると、
良妻賢母を信じて疑わなかった時代。

女だって家庭に入るだけじゃなくて、学問や仕事と両立するべき、
と考える女教師は、周囲の保守的な考え方に苦悩して・・・。

でも結婚であれ両立であれ、自分で選んで人生を生きていくこと、なんだ。
そう言いきった学生に、ちょっとショックを受けたり、
好きだった男性に、自分の考えを押し付けると言われたり、
時代じゃなくて、普遍的なものを感じてしまいました。

ジュリア・ロバーツは良い味出してました。
他に学生達が個性的に演じられていて、
改革しようという女教師の姿より、学生達の方に感情移入できる作品でした。