韓国版 イルマーレ

海辺に建つ一軒家に備え付けられた郵便受けを媒介に、2年の時を隔てて存在する男女が手紙を交換し愛を育んでいくロマンチック・ラブ・ストーリー。99年12月。“イルマーレ(海)”と名付けられた海辺の一軒家。この家から引っ越していくひとりの女性が郵便受けに手紙を置いていく。それは、新たな住人に宛てたものだったが、その手紙はなぜか2年前である97年現在そこに住んでいる青年の許に届いたのだった……。(allcinema)


ハリウッド版を観たところ、韓国版へのお誘いコメントもいただいたので、
これはやはり観なければ!と、レンタルいたしました。

1時間半というコンパクトな作品です。
建築家の学生で、父親と対立している主人公。
・・・これは、ハリウッド版でも近い設定でしたね。
もう一人の主人公は、声優さんでした。
そんな設定もあってか、登場人物も若く、ハリウッド版より若者向けの感じです。

エピソードは、かなり韓国版に忠実なようでしたが、
気になったのは、映像の薄さ・・・というのでしょうか。
ハリウッド版は、海の家(ガラス張りだったし)の絵がとても綺麗でした。
主役の二人や、歩いて回る街並みなども、とても色合いが鮮やかでした。

ところが、韓国版では、【イルマーレ】と名付けられた海の家はガラス張りではないし
冬の海は灰色で、暗い印象でした。
そして、男に振られて落ち込むキムの姿も、
時間の流れの静かさも、ただただネガティブなものに映ってしまいます。

おまけにエンディングは、なぜそこにあなたが現れるのか
???がいっぱいついてしまいました。

同じハッピーエンドでも、静かに穏やかな見終わりたい方はこちら。
派手な演出をご希望の方は、ハリウッド版でしょうね。