夜になるまえに

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キューバ出身の亡命作家レイナルド・アレナスが死の直前に綴った自伝を基に、
「バスキア」で監督デビューを果たしたジュリアン・シュナーベルが映画化。
その波乱に満ちた生涯を力強く描く。
1943年、キューバに生まれたアレナスは詩に夢中になり、カストロによるキューバ革命の熱狂を経て、20歳で作家としてデビューをはたす。
が、カストロ独裁政権下では、芸術家、しかもホモセクシャルであるアレナスは
激しい迫害の対象となってしまう……。

ジョニー・デップが出てるので観た作品ですが、
こんなんでよくも大々的にデップ出演、と言えたもんだな~。
と思ってしまうくらいの出演時間です。
・・・出演料も取らなかったという記事を見て納得です・・・。

内容は・・・。
迫害に合うアレナスの人生を描いているので、楽しいものではありません。
ただ、キューバという国の有り様を知るには良いかもしれません。

ジョニーはというと。
アレナスが刑務所で出会った女装へ気のある男《ボンボン》
そして、アレナスを改心させようとする中尉《ビクトル》
という全く違った二役を演じ分けております。

《ボンボン》はヒゲはあっても、色気ありますよ~。
《ビクトル》はオールバックの黒髪に眼光鋭く素敵です。
知らなかったら、同じ人物が演じているとは思えないでしょうね。
それにしても、こんなことができるのもジョニーだからでしょうね。

そう言った意味では面白いですが、
それ以外には、趣味の分かれる作品でしょうか。