ラブ・アクチュアリ

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フォー・ウェディング』など、数々のヒット作を手掛けた
リチャード・カーティス監督による珠玉のラブストーリー。
クリスマスを目前に迎えたロンドンを舞台に、男女19人、
それぞれの物語をアンサンブル形式で魅せる。

オムニバス形式で、19人の男女が入り交じって登場します。
登場人物がみんな何らかの形で繋がっている・・・。そんな設定は素晴らしいです。
が、面白いエピソードもそうでないエピソードも、意見が分かれるところでしょうね。
私が気に入ったエピソードは・・・。

妻を亡くして途方にくれる男と、その義理の息子の話
妻の死後、息子が落ち込んでいるのを気にしていたけれど、原因は片想いだという。
その相手に気持ちを伝えるように父親が応援する。
そういう時間の中で、義理の関係が深まっていく。
空港でのシーンは可愛らしくて素敵で、ちょっと泣けました。

職場の若い女に誘惑されている男とその妻の話
部下の女性に積極的にアプローチされ、なんとなく気持ちがそちらへ向かってしまう。
ねだられて、ついつい彼女の為のクリスマスプレゼントを買ってしまう夫。
それを知った妻が一人涙するシーンは、切なかったです。
事実を告げた毅然とした妻に、夫は本当に必要な愛情を思いだすんですよね。

ポルトガルハウスキーパーに恋する男の話
奥手で彼女を寝取られるようなタイプの男が、著作活動で訪れた別荘で、
ハウスキーパーに恋してしまう。
お互いの国の言葉を習い、プロポーズするシーンは感動でした。
『答えは簡単よ』なんて言ってみたいですね。

それ以外にも、
【パイレーツ~】で活躍したビル・ナイが落ちぶれたミュージシャンを好演していたり、
・・・日本語吹き替えが大好きな”野沢那智氏”だったことも嬉しかったですね♪
キーラ・ナイトレイも出ていたし、
首相役のヒュー・グラントもはまり役でした。

クリスマスは、自分の気持ちを伝える日なんだそうです。
一人ひとりが自分に正直に生きている感じがしました。
みんないろんな愛情を持って生きている。
男女の愛もあるし、家族愛もある。
愛の姿が描かれている、素敵な作品でした。

自分の愛も身近にあるんだと思いましょう。