ディパーテッド

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犯罪者の一族に生まれ、自らの生い立ちと決別するために警察官を志したビリー(L.ディカプリオ)と
マフィアのボス・コステロ(J.ニコルソン)によって警察官に仕立て上げられたコリン(M.デイモン)。
同じ警察学校に学んだ二人は、お互いを知らぬまま、それぞれの道を歩きだす。
マフィア撲滅の最前線で有能な警察官を装いながら、コステロに情報を流し続けるコリン。
一方、マフィアへの極秘潜入捜査を命じられたビリーは、苦悩を抱えながらも
任務のために犯罪者の振りをし続ける。
やがて双方で始まるスパイ・・・ネズミ・・・探し。

マフィアに潜入した警察の男VS警察に潜入したマフィアの男


M.スコセッシ監督は長くて・・・。
という印象が強かったので覚悟して観てたのですが、長さは全然感じませんでした。
香港映画のリメイクと言うことで、そちらを観ている方の評価はイマイチのようです。
が、オリジナルを知りませんので充分に楽しめました。

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適度な緊張と、余計なことを考えさせない
勢いを感じました。
そして何より、ディカプリオ君が
一皮むけた感じで好演してます。
久しぶりにいい役、いい演技だったのでは!?
アビエイター】で感じた、童顔で損してる、と言う感じは全然ありませんでしたよ!
犯罪者集団との生活が、ビリーの精神を蝕んでいく感じは、痛々しいくらいでした。

それに引き換え、コリンの心情は薄かったかな。
淡々とし過ぎて、法律を勉強したいとか、議事堂の見える部屋に住んだりとか、
コリンにだって葛藤はあったはずなのに、残念でした。

ぐいぐいと引き込まれて面白かったのに・・・。
なんというラスト!
がっかり・・・でした。

二人の心の結末はどこ?

生き続ける人のこれからは『想像して下さい』でもいいけど
死んじゃったら、何を考えてたのか、どうしたかったのか
分からずじまいじゃん!
と、いささか不満が残るラストシーンとなりました。

それと、台詞がね~・・・。かなり過激で・・・。
そこまでの台詞が必要だったんでしょうかね・・・?

どちらにしても、やっぱりオリジナルを見てみたくなりました。