ハチミツとクローバー

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羽海野チカ原作の人気少女コミックを実写映画化。
美大に通う男女5人の若者を中心に、登場人物のほぼ全員が片思いという甘酸っぱい青春模様を、
等身大に爽やかに綴る。
浜美大に通う純朴青年、竹本。
彼は花本研究室で知り合った森田、真山、あゆら先輩美大生たちと
騒がしくも楽しい学園生活を送っていた。
そんなある日、花本先生の姪のはぐみが入学してくる。
彼女にひと目ぼれする竹本。森田もはぐに興味津々。
一方、いつもクールな真山は年上の女性理花に一途な想いを寄せ、
あゆは、そんな真山の想い知りながら、彼への気持ちを抑えられずにいた…。 

最近、ニュース番組などで見かけるようになって、"櫻井翔くん"を意識するようになっていました。
その彼の主演作品ということなので、何の知識もなく観ました。

櫻井君の演技を観るのは、多分初めてだと思います。
ニュース番組でみる、鋭角的な感じは一切ありません。
純朴な、という表現に相応しい演技です。
お城が好きで、好きになったはぐみにもお城を熱く語ってしまうシーンは、軽く笑ってしまう。
はぐみと森田とのキスシーンを見てしまった時の動揺は
切なくなるくらいに伝わって来ます。

必死で自転車のペダルを漕ぐ。
止まってはいられない、それが若さだから。

愛すべき"竹本君"が存在していました。

そして"はぐみ"がとても可愛かった!
森田とのキャンバスの共演シーンは圧巻でした。
何というのかな。
美術の世界は全くの素人ですが、音楽と通じる感じがありました。
『即興』
心の中にあるイメージをキャンバスに描いていく。
心が通いあっていると確信できる瞬間です。

同じ世界にいると実感する瞬間。
至福の時。

素直な心の声を大切にしたい。
そんなことを感じた作品でした。