ショコラ

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サイダーハウス・ルール」のラッセ・ハルストレム監督が
ジュリエット・ビノシュジョニー・デップ主演で描く愛のファンタジー。

古くからの伝統が根付くフランスの小さな村に、ある日謎めいた母娘がやってきて
チョコレート・ショップを開店する。
厳格なこの村に似つかわしくないチョコだったが、
母ヴィアンヌの客の好みにあったチョコを見分ける魔法のような力で、
村人たちはチョコの虜になってしまう。
やがて村の雰囲気も明るく開放的なものになっていくのだが……。 

ジョニー・デップにハマった当初に観た作品でした。
絶対に手元に置きたいと、今回購入いたしました。
ロマ・・・ジプシー役は、ジョニーには本当にはまり役です。

ジャック・スパロウや、ウイリー・ウオンカ役などとは違って、
等身大のジョニーが見られるし、何と言ってもギター弾いてる姿なんて
ファンにとってはこれ以上ない役ではないでしょうかね。

けれどこの作品は、ジョニー以外の部分でも、かなり楽しめるものなのです。

世界大戦が終わった後のフランスの田舎町。
そこにやってきた母娘が開くチョコレートショップは、とても魅力的。
それだけでなく、危険なもの、排他的なもの、というニュアンスもあるけれど、
だからこそ魅かれていく・・・。

厳格な村で母娘とチョコを中心に起こる様々なことは、お伽噺のように描かれています。
大人が楽しめるお伽噺。

二組の母娘の絆。
自分の生きる場所を求めて旅立つ相手を認めてしまう、切ない別れ。
夫からの自立を果たして、どんどん綺麗になっていく女。
必死で規律をただそうとするけれど、最後には全てを受け入れてしまう伯爵。
そして、居場所をみつけて戻ってくる男。
・・・やっぱり最後のこのシーンにはニヤリとさせれました。

周囲の男性陣にも評判が良いのです。
ジョニーファンとしてはそれが嬉しかったりする作品です。