マッチポイント

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ウディ・アレン監督がホームタウンのニューヨークを離れ、初めてロンドンで撮影を行なったラブ・サスペンス。
イギリスの上流社会を舞台に、欲望や愛憎渦巻く人間関係の中、“運”に翻弄される人々の姿を濃密かつスリリングに描く。

元プロテニス・プレイヤーのアイルランド人青年クリスは、会員制テニスクラブのコーチとして働き始める。
英国の上流階級に憧れる彼は、やがて実業家の息子トムと親しくなり、その妹クロエと付き合い始める。ところがそんなある日、クリスは女優を目指すアメリカ人女性ノラと出会い、彼女の官能的な魅力に溺れていくのだが…。

何故見たいリストに入っていたのか、良く分からないままに届いた作品でした。
タイトルからして、純粋にテニスの話かと思ってました。
ところが！

嫌だな～。
なんと、不倫を扱った作品だったのです･･･。

前半は、元テニスプレーヤー・クリスが実業家一家と出会い、
徐々にハイクラスの世界に飲み込まれて行く姿が描かれていて、
ちょっと退屈な感じもします。

そこに刺激的な女性の登場。
スカーレット・ヨハンソン扮するノラ。
この人に似合いの官能的な女性役です。

後半は、実業家一家の娘・クロエと結婚した後、ノラとの関係に溺れていくクリスの
堕ちて行く姿が描かれています。

クリスもノラも、前半とは別人の様に変貌を遂げます。

実際に手にした裕福な生活を手放せる人間が、どのくらいいるでしょう。
男も女もバカだ･･･。

そんなことを感じました。

不倫にハマってしまった男性は･･･きっと身につまされるでしょう。
不倫に溺れる女性は･･･ちょっとぞっとする結末でしょう。

どちらにしても、この結末を『運が良かった』と言えるかどうか。
それは分かりませんね。

結末が気になる方は、どうぞご覧下さい。