ミュージック・オブ・ハート

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夫と別居し実家のニュージャージーに戻ってきたロベルタは、友人のアドバイスでバイオリンの腕を活かしてハーレム地区の小学校でバイオリン・クラスの臨時教員となる。初めは誰も真剣でなかった子供たちだが、彼女の熱心な指導でみるみる上達していった。10年後、人気授業となっていた彼女のクラスは市の予算削減のため打ち切られることになる。彼女はクラス存続の資金集めのためコンサートを企画する。しかし、開催日が迫る中、予定していた会場が使用中止になってしまう……。(TSUTAYA DISCAS)

音楽の話が続いているので、もうひと作品ご紹介。

メリル・ストリープが演じるバイオリンの教師・ロベルタは実在の人物で、
実際にあったこと、実話を基に作られた作品です。
登場してくる音楽家たちに感動ー!!となってしまいました。


音楽は確かに楽しいけど、楽しくなるまでは苦労がある。
そういう苦労があるから、その先にある音楽に感動し、そして楽しくなる。

そんな音楽の基本を、ロベルタはズバッと言ってのけます。

気持ちいいですね~!


プロになるわけじゃないから楽しければいい。
泣いてまでする必要はない。

そういう親たちに観てほしい作品です。

それは音楽だけじゃなくて、人生そのものだと思います。
苦しいことやきついことから逃げて、
頑張ることや汗を流すことをかっこ悪いと思う、
そんな風に感じる人達に観てほしい。

ロベルタは全力投球で子供たちにぶつかっていきます。
むろん大人たちにも同じです。
真剣に向き合う姿勢が人との関係を向上させ、
子供たちを成長させます。

教育者としてだけでなく、大人として、とてもカッコいいです。


ラスト、みんなで奏でるバッハは素晴らしかったです。
音楽って素敵だな、と思える演奏者の笑顔です。


それにしても、音楽は教育の場で低く見られてしまうんですね~。
悲しいことです。
音楽って無くても死にはしないけど、さびしい世の中だと思いますけどね…。