バンテージ・ポイント(2008)

一発の凶弾が巡る真実を追った豪華キャスト競演のサスペンス・アクション。大統領狙撃の瞬間を目撃した8人の異なる視点から暗殺事件の真相に迫るさまをスリリングに描く。出演は「デイ・アフター・トゥモロー」のデニス・クエイド、TVドラマ「LOST」のマシュー・フォックス、オスカー俳優フォレスト・ウィッテカー。
 テロ撲滅の国際サミットが開催されるスペインのサラマンカ。大観衆を集めた広場では、アシュトン米大統領によるスピーチが行なわれようとしていた。だが、演説が始まろうとした矢先、一発の銃声が轟き、大統領が狙撃されてしまう。続いて爆発も発生し、一瞬にして広場が混乱状態に陥る中、シークレット・サービスのトーマスとケントは狙撃犯の捜索に奔走する。そして、市長を護衛していた地元刑事エンリケの証言や、観光客のハワードが収めていたビデオカメラの映像などから、複数の容疑者が浮上するのだが…。(allcinema)


目を凝らせ――。

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好きなジャンルんだったので、
特に気になる俳優さんが出ているわけではなかったけれど、
とても楽しめました。


映画情報や予告などで、何となくの展開は知っていたので、
同じ時間を別の視点で観る、と言うことに、
大きな戸惑いはありませんでした。


確かに何度も同じ時間を繰り返し見せるのですが、
それでも視点が違うから、少しずついろんなものが見えてきます。

そういう見せ方は、緊張感があって良かったですね~!


現場復帰したシークレットサービス
その同僚。
市警の警官と、その警官が見つめる謎の女性。
ビデオカメラを構える黒人のアメリカ男性と、話しかけてきた謎の男。
アイスクリームを落とした女の子と、その母親。

そして何より、一番の中心となるアメリカの大統領。


伏線をはられた登場人物が、見事にひとつの線となって結末へ向かいます。

そういう繋がり方は、結末へと思いを募らせる効果はありましたが、
その結末がなんともあっけなく…。

こんなんでいいの!?
とちょっと拍子抜けしてしまいます。


それでも、後半のカーチェイスは迫力があるし、
スピードを更に加速させるような音楽も、とても効果的でした。


ユニークな作り方をした作品です。
その辺りを楽しめればいいのかな、と思います。