ジャンパー(2008)

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テレポート能力を持つ主人公に迫る宿命的な危機を最新のVFXを駆使しサスペンスフルに描いたSFアクション・アドベンチャー。スティーヴン・グールドの傑作SF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』を映画化。主演は新スター・ウォーズ・シリーズのヘイデン・クリステンセン。監督は「Mr.&Mrs. スミス」のダグ・リーマン。
 ミシガン州に住むデヴィッドは同級生のミリーに想いを寄せるごく普通の高校生。そんな彼は冬のある日、川に転落してしまう。だが、溺れそうになったデヴィッドは次の瞬間、図書館へ移動していた。自分にテレポート能力があると知った彼は、母が家を出て以来、人が変わってしまった父のもとを離れニューヨークへ。そして、その力を悪用して銀行の金庫から大金をせしめ、自由を満喫するのだった。しかし一方で、デヴィッドと同じ能力を持つ“ジャンパー”たちの抹殺を使命とする組織“パラディン”のリーダー、ローランドにその存在を気付かれ、つけ狙われ始める。10年後、瞬間移動で世界中を旅していたデヴィッドは偶然ミリーと再会、またやがてジャンパーのひとり、グリフィンに出会うのだが…。(allcinema)


行き先、無制限


かなり期待していた作品でした。
それなりには面白かったのですが…。

う~ん…。
なんと言うのでしょうか。

普通のヒーロー物みたいな爽快感がないんですよね…。


ジャンパーとそれを狩るパラディンとの関係は、面白かったです。
母親の素性も、なるほど、と納得できました。

でも、パラディンの存在の意味は何だったのか、
もう少し解説が欲しかったかな。
突然戦闘のシーンが出てきて、ジャンパーを殺してしまうシーンは、
それまでの感じとはあまりのギャップでびっくりでした。


そして何より、主人公のジャンパーに魅力がない。

いくら力を身につけたからと言って、銀行強盗はいかんでしょう。
力を身につけて、ちょっと傲慢になってしまった感のあるデヴィッドは、
かなりいただけない奴です。


でも、そんな嫌な奴に、ヘイデン・クリステンセン君は似合ってましたけどね。


大画面で観たら、ジャンプしていく世界の名所は
もっと感動出来たかも知れません。