ディスタービア

「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフ主演で放つ全米大ヒットのサスペンス・スリラー。自宅軟禁中に、ほんの暇つぶしで近所の覗き見を始めた主人公が、奇怪な光景を目撃したことから事件に巻き込まれていくさまをスリリングに描く。監督は「テイキング・ライブス」のＤ・Ｊ・カルーソー。
　父親を交通事故で亡くして以来、自暴自棄になっていたケールは学校で教師を殴る事件を起こしてしまう。そして裁判所から３ヶ月間の自宅軟禁処分を言い渡され、行動範囲の半径30メートルを越えると警察へ通報される監視システムを足首に取り付けられる羽目に。こうして暇を持て余し、ある時ふと近所の覗き見を始めたケールは、やがて親友のロニーと隣に引っ越してきたアシュリーも交え、ますます覗き見にはまっていく。そんなある日、血まみれのゴミ袋を引きずる人影を目にするケール。また同じ頃、巷では赤毛の女性ばかりが次々と行方不明になる事件が頻発していた。裏手に住む挙動不審な男ターナーが容疑者と睨んだケールたちは、彼を焦点に覗きを続けていくのだが…。(allcinema)


リセット不能の覗き見ゲーム

2007年作品

公開時の予告編が気になっていたので、楽しみに鑑賞しました。

コメントでかつでの【裏窓】を模したものと、あったのですが、
【裏窓】観てないんですよね～。

なので、こちらは楽しめました。

いつになったら覗きが始まるのかなと、ちょっと導入部分が長い気はしましたが、
主役のケールの人となりを描きたかったんでしょうね。
でも、その辺りはあまり必要はなかったかも。

謹慎処分の監視システムなんて、凄いものがあるんだと感心していると、
それが覗きの始まりでした。

覗いているうちにアシュリーと知り合い、隣人の不可解な行動を目にしていくようになる…。

そのくらいまで進んでいくと、どんな、結末が待っているのか気になるようになります。

隣人のターナーを演じるデヴィッド・モースが、変貌していきます。
これは凄味がありました。

ただ静かに暮らしていたかった、というターナー。
その暮らしを崩壊させたケールに対する憎悪は、恐ろしかったです。

そんなに殺してどうするのさ～！
と、思わず突っ込んでしまう後半です。

ケールは監視システムのおかげで外には出られない。

今時の高校生は、パソコンや周辺機器を使いこなしてこんなことやっちゃうんだ～。
と、今時の高校生ではないので、感心するばかりでした。

単純な展開かもしれないけど、それなりに楽しめました。

【トランスファーマー】でさえない高校生だと思ったシャイア・ラブーフ。
この作品では生き生きしてて、良かったと思います。

深刻にならないサスペンスを観たい方、いかがでしょう。