シビル・アクション

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敏腕弁護士のジャンは、ある家族から持ち込まれた金にならない訴訟依頼の裏に、巨大企業による環境汚染の実態がある事を付き止める。莫大な慰謝料が請求できると踏んだ彼は金を目的に調査を始めるが、事件の背後に潜む巨大企業の非道さを知るにつれ、自らの利益を省みずこの訴訟に全てを投げ打っていく・・・。執念の弁護士を演じるトラヴォルタの迫力に加え、被告側弁護人を演じるロバート・デュヴァルの老獪な名人芸も見逃せない一作。(allcinema)





1999年作品



トラヴォルタの弁護士役なんて珍しいかな?
と思ってレンタルしました。


いろんな役を演じるトラヴォルタですが、あくの強い役がお似合いな気がしますが…。


法廷ものではありますが、何しろ大手企業を相手とする環境問題の控訴なので、
どこに解決を見るかがとても難しいわけです。

被害者側はお金ではない、謝ってほしいだけだといい、
加害者側は、謝罪をお金に換えようとするわけです。
その食い違いが、結局は裁判を長引かせて、トラヴォルタ扮するジャンの弁護士事務所は
一文無しで閉鎖にまで追い込まれます。


事実に基づいた話ということですし、結末は字幕で語られて終わり…というラストです。

観終わって爽快、という作品ではありませんが、
トラヴォルタのクールな弁護士が、徐々に熱くなっていく姿を楽しめます。

お金で動いていた弁護士が、守るべきものの為に必死になる姿。
若い弁護士と老齢で経験のある弁護士の、法廷での駆け引き。

等々を楽しんではいかがでしょう。