トスカーナの休日

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予期せぬ離婚で深く傷ついた女性が新天地で身も心も癒やされていくコメディ・ドラマ。世界的ベストセラー『イタリア・トスカーナの休日』を映画化。旅先のトスカーナに魅了された女流作家の心の再生を豊かな情景と共に描く。監督は「写真家の女たち」のオードリー・ウェルズ。主演は「運命の女」のダイアン・レイン
 サンフランシスコの女性作家フランシス。夫と幸せに暮らしていたはずが、ある日突然夫の浮気が発覚、離婚へと至ってしまう。ショックを引きずる彼女に、友だちはイタリア・トスカーナ地方への旅行を勧める。こうしてひとときの休息のつもりで現地へとやって来たフランシスだったが、間もなくトスカーナのゆったりとした雰囲気に惹き込まれていく。そして、彼女はその道中で見つけたある一軒家に運命の出会いを感じ、衝動買いしてしまうのだった。彼女は、地元の人たちの助けも借りながら、その倒壊しそうなほど古い家屋の修復に夢中になっていく…。(allcinema)


新しい生活、
新しい出会い、
新しい“私”…。
10日間の休日はいま、
永遠になる――。


原題:UNDER THE TUSCAN SUN

2003年 アメリカ/イタリア作品




妊娠した女友達に付きっきりで、男に会いに行けないというのも非現実的。

なんてコメントを見たんですが、そうでしょうか…?


久しぶりの恋愛に浮かれてしまうかもしれないけれど、
女も30代後半にもなれば、それよりも目の前の女友達が大事、ということは
あるのではないでしょうか…。

女の友情より彼氏が大事、なんていうのは20代の若さの心理です。


なんて、この主人公・フランシス(D.レイン)の行動が分かる年齢なんでしょうね。


そんな年代の方には、フランシスの生き方にも納得できるのではないでしょうか。

夫に愛していなかったと言われて離婚。
その後、センチメンタルジャーニーで訪れたトスカーナで家を買い、新しい人生を始めるフランシス。

めそめそと落ち込んではいるものの、その決断には頭が下がります。


登場する男性たちの誰と恋に落ちるのか…。
そんなことも楽しみながら観ていくのですが、これが中々恋愛に発展しないのです。

不動産屋さんとの関係はちょっとドキドキしますが
いい関係で終わってしまうあたりも、やるせなくて好きでした。



久し振り恋愛で喜ぶフランシス。
これはもう、納得です。
自分にもまだ恋愛ができるんだと喜ぶ辺りは、やっぱりそういう年齢の女性ならではですよね。


なので、この作品はD.レインを楽しむか、
フランシスと同年齢の女性が楽しめる内容です。


ラストで、ちゃんと王子様が登場して安心でした。
家族は大事だけど、やっぱり自分だけの王子様も大事ですもん…!