ダークナイト(2008)

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メメント」「プレステージ」のクリストファー・ノーラン監督がクリスチャン・ベイルを主演に迎えて贈る新「バットマン」シリーズの「バットマン ビギンズ」に続く第2弾。狂気の悪“ジョーカー”の登場により自らの存在意義そのものを問い直されることになる闇のヒーロー、バットマンの心の葛藤と、正義を守るための決死の戦いをリアルかつダークに描き出す。なお、そのジョーカーを圧倒的な存在感で怪演したヒース・レジャーは、本作撮影終了直後の2008年1月に28歳の若さで惜しくもこの世を去った。
 ゴッサムシティでは、バットマンとゴードン警部補が手を組み、日々の犯罪に立ち向かっていた。だが、白塗りの顔に裂けた口の“ジョーカー”と名乗る正体不明の男が闇の世界で頭角を現わし、バットマンを嘲笑うかのごとく次々と凶悪事件を引き起こしていく。そんな中、新しく赴任した地方検事のハーベイ・デントは正義感に燃え、バットマンとも協力して犯罪の一掃を強力に進めていく。それでも凶行の手を緩めず街を混乱に陥れるジョーカーは、いよいよバットマンたちを窮地に追い込むための謀略を開始するのだった。(allcinema)

【Dark Night】だと思っていたのすが…(^^ゞ


評判が良いようなので、やはり劇場で観ようと思うと、
映画評のコラムも、映画ブログの皆さまの記事も、スルーしちゃうので
こんなことが起きてしまったのかと…。


それにしても、152分という長さに覚悟して座っていたのですが、あっという間でした。

あまりに盛り沢山で、ひとつずのエピソードに追いかけられるようで、
考えている暇がないスピード感。
これはもう一度観たい、という気持にもなるはずだ…。


バットマンはヒーローではない。
そこを強く押し出していたので、観終わった後の爽快感は乏しいです。


人間は弱い。
悪の道にはまることなど簡単。

それを食い止めるのは、守るべきものがあるからだ。


守り方を間違ったデント検事と、
守り方を知っていたバットマンの、生き様の違いを痛感させられました。


登場人物が皆魅力的です。
主役のブルース・ウエイン(クリスチャン・ベール)は、今回は少々陰に隠れたかな。
そんな感じで、サポートしている執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)や
会社のブレインのフォックス(モーガン・フリーマン)、
そしてゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)やデント検事(アーロン・エッカート)も
物語の進行に重要な役割を担っています。


そしてもちろん、ジョーカー。
ヒース・レジャーは、その二枚目の顔に惜しげもなくペイントを施し、
喋るたびにペチャペチャと音をたてたりと、嫌らしさを前面に押し出していました。


互いが必要だと、相手を殺すことを望まず、ゲームだと言い放つ。

なんの感情もなく破壊していく様は、狂気としか言いようがありませんでした。


それぞれの登場人物が、それぞれの仕事を成し遂げた、そんな見ごたえのある作品です。



尚、この作品のタイトルは【THE DARK KNIGHT】です☆