ラブ・アペタイザー

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クレイマー、クレイマー』の名匠、ロバート・ベントン監督がモーガン・フリーマンほか豪華キャストの共演で贈る大人のラブドラマ。不良息子との折り合いに悩む哲学教授を軸に、9人の男女が織り成すさまざまな人生模様と恋の行方を描く。 (TSUTAYA DUSCAS)




原題:FEAST OF LOVE



2007年作品




モーガン・フリーマンの名前につられて観ました。
日本未公開のようです。



妻をレズビアンの彼女に奪われ、二度目の妻には不倫相手がいてすぐ別れてしまうカフェのオーナー。

そのカフェで働くオスカーは、アルコール依存症の父親がいたりオスカー自身はドラッグの常習者。

そんなオスカーと恋に落ちるクロエ。

そして彼らの相談相手であるハリーは、自身もドラッグで息子を亡くしています。


カフェを中心にして登場人物が増えていきます。
そしてその誰もが、どこかに傷を抱えています。

派手なアクションもカーチェイスもなく、毎日の出来事の積み重ねの作品で
穏やかな時間が流れていきます。
日常的な暮らしの中で、様々な愛の形が描かれています。

オーナーは、価値観の違う相手に自分の価値観を押し付けようとして失敗し、
それでもちゃんと自分と同じ価値観の人と出会え…。
未来を占ってもらったクロエは、辛い未来を抱えてオスカーと結婚し、子供もでき…。
ハリー夫妻も、今を大切に愛し合わなければと思えるようになり…。

同じ街での出来事なので、それぞれがみなどこかで繋がっていくことがユニークで、
みんなで力を合わせる出来事のシーンでは、感動的でした。


いろんなことが起こっても、人は生きていかなくてはいけない。
辛いことばかりでなく、誰にでもきっと小さな幸せがあるはず…。
そんなことを感じました。