ブラックサイト


イメージ 1現代のネット社会を脅かす緊迫のサイコ・サスペンス。アクセスカウントの上昇によってその対象となった人間を死に至らしめる公開殺人サイトを操る謎の犯人と女性FBI捜査官の息詰まる追跡劇をスリリングに描く。監督は「真実の行方」「オーロラの彼方へ」のグレゴリー・ホブリット。主演は「運命の女」のダイアン・レイン
 警官だった夫亡き後、母親と幼い愛娘と共に暮らすFBI特別捜査官ジェニファー。サイバー犯罪が専門の彼女は、インターネット上にはびこるあらゆる犯罪を取り締まっていた。そんなある日、“killwithme.com”という不審なサイトの情報が入る。それは身動きのとれない動物が衰弱していくさまをライブ中継したもので、しかも主謀者を突き止められないよう巧みに操作されていた。やがて今度は、縛り付けられ薬物を投与されている男が映し出される。しかも、アクセス数が増えるごとに薬物の投与量も増やされる仕掛けが施されていた。そしてジェニファーらの捜査も虚しく、男はアクセス増加によって命を落としてしまう。なおも犯行が続く一方で捜査が行き詰まる中、ジェニファーは驚愕の映像を目の当たりにする…。(allcinema)


FBIサイバー捜査官を追い詰める、66億人の好奇心。


原題:UNTRACEABLE


2008年製作作品




誰が犯人か、という謎解き部分に重きをおいてはいない。
ネット社会に対する危険性の警告、でもない気がします。

媒体が何であれ、人を殺すということに何の正義もない、そんなことを感じました。


ネットは世界中を結び、情報の取得をスピーディにした半面、
プライバシーが希薄になったのも事実です。

犯人が殺人を犯そうとした理由もそのネットにあって、殺人の手段にもネットを利用したのです。

でも、人を殺してそれを他人のせいにするという、言語道断な発想でしかありません。
“Kill with me.com”だなんて、まったくふざけてます。


ただ、世界のどこかでということではなく、もしかしたら隣の住人が犯罪者かもしれない、
そんな怖さも感じました。
だから、ラストのマーシュは、FBIのバッジをカメラに突きつけなければならなかった。
一歩間違えば殺人犯に見えてしまうから…。


100分という長さで、だらだらしないのが良かったです。