マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

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ナタリー・ポートマンダスティン・ホフマン共演によるファンタジック・コメディ。摩訶不思議なおもちゃ屋のオーナーが突然の引退宣言、若き女性支配人が引き継ぎを任されたことから巻き起こる一大騒動を描く。監督は「主人公は僕だった」の脚本で注目を集め本作で監督デビューのザック・ヘルム。
 創業113年を誇る“マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”。一歩足を踏み入れると、そこはまるで魔法の国。商品はみな命を吹き込まれたかのように動き回り、誰もが驚きと興奮に包まれ夢中になれる店。その店はオーナーのマゴリアムおじさんの下、23歳の雇われ支配人モリーとお手伝いの少年エリックが切り盛りしている。だがそんなある日、243歳を迎えたマゴリアムおじさんが突然引退を宣言し、モリーへ跡を継がせると言い出すのだった。するとその日から、マゴリアムおじさんの引退に不満を感じたおもちゃたちが過激に荒れ始めてしまう。跡継ぎの不安も相まって収拾がつけられないモリーだが…。(allcinema)



ようこそ、誰も見たことのない
世界初の映像ワンダーランドへ!

原題:MR. MAGORIUM'S WONDER EMPORIUM

2007年アメリカ製作作品

監督:ザック・ヘルム
マゴリアム:ダスティン・ホフマン
モリーナタリー・ポートマン



ダスティン・ホフマンナタリー・ポートマン
なんという素敵なキャスティング!
そう思って、かなり期待して観ましたが…。


ファンタジーよね…?と思ってしまうシビアな内容でした。
確かにマゴリアムが経営するおもちゃ屋さんは、
とてもカラフルなおもちゃがいっぱいで、ワクワクさせられます。
おもちゃ屋さんでのワクワクする展開が待っているかと思いきや…。

なんと話の中心は、マゴリアムがいなくなった後のおもちゃ屋さんの相続問題だったのです。

なので、ファンタジーとして観るというより、
モリーの成長ドラマとして観なくてはいけないようです。

そう思えば、おもちゃ屋なんて興味がなかった会計士のヘンリーの変化や、
友達ができないエリックが、実は一番冷静だったなんてことなど、
観るべきところはあるのかなと思ったりもします。

が、やはりドラマとしては設定の甘さも結末の甘さも感じずにはいられませんね。


そして何より、印象に残るシーンが少ないのが残念です。

おもちゃ屋の“ぬいぐるみのさる”。
これは愛らしかったですけど、さていったいこの子の役目はなんだったのかな?

色を失ったおもちゃ屋が、モリーの決断で色を取り戻すところは
本当にマジックみたいで綺麗でした。