郵便配達は二度ベルを鳴らす

イメージ 1
アメリカのハード・ボイルド作家ジェームズ・M・ケインの同名小説の4度目の映画化で、ジャック・ニコルソンジェシカ・ラング共演。1930年、ロサンジェルスのハイウェイ沿いにあるガソリンスタンドの安食堂。ここにひとりの流れ者がやって来る。食堂の女房の体に魅せられた男は、そこで働くことにした。やがて二人は情事を重ねるが食堂の主人はまったく気づかない。そして二人はついに、保険金目当てで主人を殺す計画を立てる……。(TSUTAYA)


原題:THE POSTMAN ALWAYS RINGS TWICE

1981年 アメリカ製作作品

監督: ボブ・ラフェルソン
原作: ジェームズ・M・ケイン
脚本: デヴィッド・マメット
音楽: マイケル・スモール
出演: ジャック・ニコルソン ジェシカ・ラング ジョン・コリコス マイケル・ラーナー






タイトルだけ記憶があって中身を知らない、忘れた、作品というのはけっけうあるもので
これもその中のひとつ。
これは観た記憶はなく、タイトルだけ知っていた部類です。


貞淑な妻に見えたのは、実はそうではなくすべてを封じ込めていただけで、
だからこそ突然現れた男に惹かれ、
ほとばしる情熱を止められず、どんどんエスカレートしていく様は苦しかったです。

彼女自身、止められなかったのでしょう。
行くところまで行くしかない…。
その結末はあまりにも哀れでした。


それまでの傲慢だった男とは別人のように泣き崩れる姿。


他人を貶めた者に未来はない。


タイトルと内容がピンとこないのですが、
事件が二度起こることにひっかけているような文章も見かけました。
が、そこに縛られずに観ることも大事かと。



ジェシカ・ラングの妖艶さと、
欲望のおもむくまま生きる男を演じたジャック・ニコルソンには、観る価値はあるでしょう。
ジャック・ニコルソンは本当に凄い俳優だ。