オリエント急行殺人事件

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1935年。イスタンブールからパリ経由でカレーに向かう大陸横断国際列車オリエント急行には様々な乗客が乗っていたが、その中には名探偵エルキュール・ポワロの姿もあった。二日目の深夜、折りからの雪で線路が埋まり列車が立往生している中、ポワロの隣の客室にいたアメリカ人富豪ラチェットが身体中を刃物で刺されて死んでいるのが発見される。鉄道会社からの依頼で事件の究明に乗り出したポワロは、一等寝台の車掌と十二人の乗客たちの尋問を開始するのだが…。
 A・クリスティの原作を、文字通りのオールスター・キャストで映画化したゴージャスなミステリ大作だが、多彩な人物を手際よく処理したS・ルメットの演出も見もの。オールスター・キャストによるクリスティ・ミステリの映画化は、この後「ナイル殺人事件」(78)、「クリスタル殺人事件」(80)、「地中海殺人事件」(82)、「ドーバー海峡殺人事件」(84)、「死海殺人事件」(88)と続く。(allcinema)


この中に犯人がいる?

1974年 イギリス製作作品
原題:MURDER ON THE ORIENT EXPRESS

監督: シドニー・ルメット
製作: ジョン・ブラボーン リチャード・グッドウィン
原作: アガサ・クリスティ
脚本: ポール・デーン
撮影: ジェフリー・アンスワース
音楽: リチャード・ロドニー・ベネット
出演: アルバート・フィニー ジャクリーン・ビセット アンソニー・パーキンス
     マイケル・ヨーク  ローレン・バコール イングリッド・バーグマン
    ショーン・コネリー リチャード・ウィドマーク ヴァネッサ・レッドグレーヴ
    ウェンディ・ヒラー ジョン・ギールグッド ジャン=ピエール・カッセル
    レイチェル・ロバーツ コリン・ブレイクリー




『ROADSHOW』最終号に“RS厳選 いつか見るべき100本の名画”というのがあって、
何が載っているのか何を観たのかチェックしていて、未見の中で気になった作品です。

この作品は、ミステリーの中のフーダニット (Whodunit = Who (had) done it)
つまり、誰が犯人なのかを描いています。


誰が何人なのか…。

ある時から、犯人のことに何となく感づいてしまったのは、
やはりこれだけの名作なので、どこかで内容を知っていたからかもしれません。


ミステリーなので結末には触れられませんが、
犯人がだれだったかとか、動機はなんだったかという
いわゆる犯人探しは、冴えた推理でポワロが解決しますが、
その部分ではなく、犯人に対して取ったポワロの行動が、感動的でした。


“殺人犯にはそれなりの報いを…。”
ポワロが言うから頷けるのですが、違う立場だったら危ないかなと思ったりもしましたが。


往年の名優がたくさん出ています。
イングリット・バーグマンとかショーン・コネリ-は分かるのですが、
名前だけ知っている人がほとんどです。


オリエント急行が出発するシーンが印象的でした。
音楽も、湿っぽくならない明るさが良かったです。


やはり名作ですね♪