かけひきは、恋のはじまり

イメージ 1ジョージ・クルーニーが自らの監督作で初の主演を務めたロマンティック・コメディ。1920年代のアメリカン・フットボール界を舞台に、チームの繁栄へ奮闘するベテラン選手と男勝りな敏腕女性記者との三角関係が絡んだ恋の行方を痛快かつクラシカルなタッチで描く。共演に「ブリジット・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルウィガー
 1925年、アメリカ。アメフトのプロチーム“ダルース・ブルドッグス”のキャプテンとして活躍するドッジ。しかし、創設間もないアメフトのプロリーグは集客に苦しみ、ドッジのチームも存続の危機に陥っていた。そこで、ドッジはチームの窮地を救うため、プロより人気が高いカレッジ・フットボールの花形選手カーターを勧誘することに。またカーターは、第一次大戦でのヨーロッパ従軍時にたった1人でドイツ軍小隊を降伏させた、という武勇伝を持っていた。やがて、カーターのいるシカゴに到着したドッジは、スター選手の密着取材に来たという野心的な敏腕女性記者レクシーと出会い、彼女の魅力に惹かれていく。だが、レクシーには、カーターの武勇伝はウソだとのタレコミをもとにその真相をスクープする、という本当の目的があったのだった…。(allcinema)


2008年 アメリカ製作作品
原題:LEATHERHEADS

監督: ジョージ・クルーニー
脚本: ダンカン・ブラントリー リック・ライリー
音楽: ランディ・ニューマン
出演: ジョージ・クルーニー/ドッジ・コネリー
   レニー・ゼルウィガー/レクシー・リトルトン
   ジョン・クラシンスキー/カーター・ラザフォード
   ジョナサン・プライス/C.C.フレイジャー



映画館で公開前のチラシをもらうのが好きで、その時のポイントは、やはり出演者です。

チラシに載っていたのは、ジョージ・クルーニーとレニー・ゼルィガー。
そりゃもう観たくなりますよね。

劇場では見逃したので、DVD鑑賞となりました。


邦題や、チラシの内容から、もっとふたりの恋物語かと思っていたら
そこが中心には思えなかったんですが…?

1920年アメリカを舞台に、スリリングな“恋のかけひき”を描く、{大人のラブストーリー!

という謳い文句に、少々踊らされたような…(^^ゞ


アメフトのプロチームにいるドッジ(クルーニー)が、
人気回復のために奮闘する様子が中心のように感じました。

人気回復のために呼んだカレッジフットボールの花形選手・カーター。
このカーターには、戦争にまつわるヒーロー話があるのですが、
それがどうも怪しいとにらんだ新聞社から派遣されたのが、記者のレクシー(ゼルィガー)。

色仕掛けでカーターに迫るのは仕事を超えてるように思ったんですが、
結局はドッジの申し入れを受けてしまうんですよね~。
レクシーの気持ちの変化を読むのは難しかったです。

…ドッジとレクシーの恋物語だという先入観でそう見えたのが、残念です。

ドッジにしたって、アメフトのことばかり考えてると思ったんですよね~。
それが本当はレクシーのことを考えてたなんて…。


展開はさておいて、ジョージ・クルーニー はいい感じでした。
この年でアメフトの選手で、ちょっぴりキザなんですが、全然嫌らしくないんです。
歳の離れたレクシーのとの恋だって、応援したくなります。

禁酒法という時代背景もうまく取り入れられて、
キャリアウーマンの活躍もまだまだ認められにくい様子も、よく伝わってきました。

アメフトの競技場が、雨上がりで泥沼みたいになるのも、
きっとその時代を表しているんでしょうね。

そう言う部分はとても興味深く観ました。

ただ、レクシーにレニー・ゼルィガーというのはどうだったのか…。
レニーの良さがあまり感じられませんでした。


音楽も賑やかで、楽しめる作品でした。